SafeCLUSTER/HA for Oracle導入運用ガイド |
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Oracleの環境定義は全ノードで行う必要があります。以下の点に注意してOracleの環境定義を行ってください。Oracleの環境定義手順については、Oracleのマニュアルを参照してください。
必要とするリスナーの数だけポート番号を設定します。1:1運用待機の場合は最低でもリスナーを1個必要とし、N:1運用待機の場合は最低でもリスナーをN個、相互待機の場合は最低でもリスナーを2個必要とします。
listener 1521/tcp oracle
lsnr1 1521/tcp oracle
lsnr2 1522/tcp oracle
クラスタシステム固有の注意点は特にありません。詳細についてはOracleのマニュアル等を参照してください。
HAOracleでは、リスナーの起動と停止を自動的に行います。1:1運用待機のようにリスナーが1つだけ必要な場合は、「リスナーが1個の場合の設定例」を参考に設定してください。N:1運用待機や相互待機のようにインスタンス毎にリスナーを設定する場合は、最低でもリスナーを2個必要としますので、「リスナーが2個の場合の設定例」を参考に設定してください。また、リスナーが3個以上ある場合は「リスナーが2個の場合の設定例」に必要な数だけ設定を追加してください。(リスナーが複数ある場合は、リスナー毎にHostとPortの値を変える必要があります。)
リスナーの作成方法については、Oracleのマニュアルを参照してください。
LISTENER =
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS= (PROTOCOL= IPC)(KEY= <インスタンス名>))
(ADDRESS= (PROTOCOL= TCP)(Host= <論理IPアドレス>)(Port= 1521))
)
SID_LIST_LISTENER =
(SID_LIST =
(SID_DESC =
(GLOBAL_DBNAME= <任意の名前>)
(ORACLE_HOME= C:\ORANT)
(SID_NAME = <インスタンス名>)
)
)
lsnr1 =
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS= (PROTOCOL= IPC)(KEY= <インスタンス名1>))
(ADDRESS= (PROTOCOL= TCP)(Host= <論理IPアドレス1>)(Port= 1521))
)
lsnr2 =
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS= (PROTOCOL= IPC)(KEY= <インスタンス名2>))
(ADDRESS= (PROTOCOL= TCP)(Host= <論理IPアドレス2>)(Port= 1522))
)
SID_LIST_lsnr1 =
(SID_LIST =
(SID_DESC =
(GLOBAL_DBNAME= <任意の名前1>)
(ORACLE_HOME= C:\ORANT)
(SID_NAME = <インスタンス名1>)
)
)
SID_LIST_lsnr2 =
(SID_LIST =
(SID_DESC =
(GLOBAL_DBNAME= <任意の名前2>)
(ORACLE_HOME= C:\ORANT)
(SID_NAME = <インスタンス名2>)
)
)
使用する全てのOracleインスタンスについて、異常監視モニタがOracleに接続するための別名定義を設定します。N:1運用待機や相互待機のようにリスナーが2個以上必要な場合は、HostとPortの値も変更してください。
別名定義は、後述する環境定義ファイルのOracle接続文字列と同一である必要があります。
リスナーは、Oracleのインストール時にデフォルトで1つ作成されます。デフォルトのリスナーを使用しない場合や、複数のリスナーが必要な場合は、新規にリスナーを作成する必要があります。リスナーの作成方法についてはOracleのマニュアルを参照してください。リスナーは各ノードで作成する必要があります。
リスナーの作成例
以下のコマンドを実行します。
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