Systemwalker Operation Manager 解説書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 運用方法> 2.7 バックアップ連携【Windows】

2.7.1 基本的な運用について

バックアップ連携のバックアップ用コマン(mpback)をジョブスケジューラに登録して、自動的にバックアップさせるのが基本的な運用です。ジョブをスケジュールしない場合は、ジョブ実行制御を使ってバックアップ用コマンドを実行します。さらに、バックアップ連携が提供するコマンドを使って、バックアップしたデータをリストアするなど、バックアップ環境を制御します。

バックアップ連携の基本的な運用イメージおよび運用手を以下に示します。

なお、バックアップ連携を運用する上での注意事項、およびバックアップ連携が提供するコマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

■運用イメージ

■運用手順

  1. ARCserveの機能をバックアップ連携のコマンドによって実行するために、ARCserveの操作をジョブスクリプトとして格納します。手順としては、ARCserveの実行したい機能のウィンドウを開いて、必要項目を設定したあと、実行確認のダイアログボックスで“即座に実行する”をチェックして、ファイルに格納します。

    ジョブスクリプトの作成方法の詳細については、“ARCserve for Windows NT(R) USER GUIDE 日本語版”または“ARCserve for Windows NT(R) 管理者ガイド”を参照してください。


    ジョブスクリプト作成時の注意事

    ジョブスクリプトを作成するときのARCserveサーバとして、ARCserveを使おうとするSystemwalker Operation Managerサーバのコンピュータ名を登録してください。他のコンピュータ名をARCserveサーバとして登録した場合、ジョブが正常に実行できないことがあります。
  2. バックアップ連携のmpbackコマンをジョブスケジューラに登録して、自動的にバックアップする環境を作成します。ジョブをスケジュールしない場合は、ジョブ実行制御を使ってmpbackコマンドを実行します。

    どちらの場合でも、mpbackコマンドは、ジョブ実行制御が提供するJCL(業務手続き言語)を使って、実行ファイルとして定義します。定義例を以下に示します。

    Jobstart Backtest01,rs(nr)
    path c:\arcserve
    stepstart backstep
    exec c:\win32app\MpWalker.JM\bin\mpback.exe a:\backdefl.asx
    stepend
    jobend


    JCL作成時の注意事

    ARCserveのインストール先ディレクトリを“path文”に指定してください。
  3. バックアップ連携のコマンドを使って、バックアップ環境を制御します。

    制御内容と対応するコマンドを以下に示します。

    制御内容

    コマンド名

    ジョブスクリプトを実行する

    Mpsubasx

    データをバックアップする

    mpback

    バックアップしたデータをリストアする

    mprest

    ファイル/ディレクトリをコピーする

    mpcopy

    バックアップ対象テープの内容を出力する

    mpscninf

    ジョブスクリプトの処理内容を出力する

    mpasxinf


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