Systemwalker Operation Manager 解説書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 - |
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第1章 機能概要 | > 1.3 Systemwalker Operation Managerの機能概要 |
ジョブスケジューラは、システム全体の業務について、スケジュールから監視・制御までの操作を簡素化します。本項では、ジョブスケジューラが提供する以下の機能について、概要を説明します。
ジョブスケジューラは、前もって登録した起動日をベースに設定した実行スケジュールに従って、ジョブネットおよびジョブを自動的に実行させます。各ジョブは、“ジョブ実行制御”に投入して実行されます。なお、起動日をベースにした実行スケジュールのほかに、イベント出力、ファイル転送、またはメール受信を契機として起動することができます。
また、リカバリジョブをジョブネットに組み込むことによって、業務の異常時にオペレータの操作なしで対処したり、先行ジョブの終了コードの値によって、後続のジョブをどのように分岐させるか切り分けることもできます。
ジョブネットの本日のスケジュール状況、および現在の状態をグラフィカルな画面で監視できます。ジョブネットおよびジョブの状況が、状態別に色分けしてリアルタイムで表示されるので、業務の進行状況を一目で確認できます。また、ジョブの終了コードや出力結果を参照することもできます。
さらに、ジョブネットの状態を監視しながら、ジョブネットおよびジョブを操作することができます。操作内容について概要を以下に示します。
なお、ジョブスケジューラは、単一システムだけでなく、複数のシステムでの業務(ジョブネット)を一括して監視することができます。
実行中のジョブネットまたはジョブを強制的に終了することができます。
飛び込み業務など、緊急に実行させたいジョブネットを起動することができます。
異常終了または強制終了したジョブネットおよびジョブを再起動することができます。
異常終了したジョブから再起動したり、任意のジョブから再起動することもできます。
なお、初期状態では、終了コードが0の場合は正常終了に、終了コードが0以外の場合は異常終了となっています。正常終了と異常終了を切り分けるための終了コードの値は変更することができます。
ジョブネットまたはジョブの実行を一時的に停止できます。停止された場合、停止解除されるまで停止状態のジョブは起動されません。停止されたジョブの後続ジョブも起動されません。
ジョブネットまたはジョブの実行をスキップできます。無効状態のジョブおよびジョブネットは、先行のジョブネットまたはジョブが終了した時点で実行されずに疑似的に正常終了になります。そのため、後続のジョブネットまたはジョブは、停止することなくそのまま実行されます。無効状態のジョブネットまたはジョブの起動順序が来る前に無効解除すれば、無効解除したジョブネットまたはジョブは、通常のスケジュールどおりに実行されます。
異常終了または強制終了したジョブネットを確認済みの状態にします。確認操作を有効にしている場合、異常終了または強制終了のままでは、次回の起動条件が満たされてもジョブネットは実行されず、日変わり時刻が到来してもジョブネットはスケジューリングされません。“確認”操作を行えば、次に起動条件が満たされた時にそのジョブネットが起動され、日変わり時刻が到来すればそのジョブネットはスケジューリングされます。
なお、確認操作を有効にするかどうか、強制終了を確認操作の対象にするかどうかは選択することができます。強制終了を確認操作の対象にしない場合、異常終了のみが確認操作の対象になります。
起動条件が“メッセージ事象発生時のみ起動”で、“一日一回”の指定がある本日起動済みのジョブネット(正常終了/疑似正常/異常終了/強制終了)の実行実績を取り消すことができます。ジョブネットは、終了取消をした時点で実行待ちの状態となり、再度本日のメッセージ事象による起動条件の待ち合わせが可能になります。
ジョブネットの持ち越し状態を解除できます。持越解除した時点で本日分のスケジュールが作成され、ジョブネットは実行待ちの状態になります。
ジョブネットおよびジョブの実行履歴を表示することができます。
ジョブネットの実行履歴では、状態/開始日時/終了日時/終了コードを参照することができます。ジョブの実行履歴では、実行結果をメッセージ形式で参照することができます。
以下のジョブスケジューラ情報を印刷することができます。
本日および過去のジョブネットの実行状況を、[ガントチャート]ウィンドウに表示される形式で印刷できます。
グループの監視図を、[グループの監視]ウィンドウで表示されるフロー図の形式で印刷できます。
ジョブネットの監視図を、[ジョブネットの監視]ウィンドウで表示されるフロー図の形式で印刷できます。
グループの情報を、[グループの管理]ウィンドウで表示される一覧の形式で印刷できます。
ジョブネットの情報を、[ジョブネットの管理]ウィンドウで表示される一覧の形式で印刷できます。
ジョブネットの履歴情報を、[ジョブネットの履歴]ウィンドウで表示される形式で印刷できます。
ジョブの履歴情報を、[ジョブの履歴]ウィンドウで表示される形式で印刷できます。
画面に表示された情報は、必要なものだけに絞り込むことができます。さらに、印刷項目を必要に応じて設定することができます。
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