Systemwalker Operation Manager 解説書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 機能概要> 1.2 Systemwalker Operation Managerの運用形態

[EE]
1.2.4 スケジュールを分散する運用【UNIX】

通常の運用では、ジョブネットやジョブの定義情報と、スケジュール情報はシステム(サブシステム)ごとに1つのデータベースで管理されています。スケジュール情報は、運用日が変わるごとに更新されます。

Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機(以降、スケジュール分散機能と呼びます)を有効にすることにより、ジョブネットやジョブの定義情報とスケジュール情報は、システム(サブシステム)ごとに1つ、マスタ情報として管理されます。スケジュール情報は、マスタ情報を基に運用日ごとに分散して作成されます。

[通常の運用]

[スケジュール分散機能を有効にした運用]

Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機能を有効にすることにより、以下の運用が可能になります。

スケジュール分散機能を有効にした場合の運用形態を、以下に分けて説明します。

◆複数のサーバで運用する形態

管理サーバに定義情報を格納し、スケジュールサーバにスケジュール情報を配付する形態です。スケジュール情報は、5台までに配付可能です。

◆1台のサーバで運用する形態

1台のサーバで管理サーバもスケジュールサーバも兼ねる形態です。

スケジュール分散機能を利用する目安について

ジョブやジョブネットが実行された運用日のうちに終了し、次の運用日にまたがって実行されることが少ない場合は、通常の運用をお薦めします。

以下のような場合に、スケジュール分散機能の利用をお薦めします。

1サブシステムでのジョブネット/ジョブの処理数は、2000ジョブネット/2万ジョブ、1サーバ当たり、1万ジョブネット/10万ジョブを目安として、それを越える場合には、スケジュール分散機能でスケジュールサーバを分散することでシステム全体としての性能は向上します。

ただし、動作環境や運用要件により、処理数は変動します。大量のジョブネットやジョブを扱う場合には、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“性能のチューニングについて”を参照し、運用設計時に十分な検証を実施してください。

スケジュール分散機能は、Solaris OE版、Linux版、およびLinux for Itanium版でサポートされています。

スケジュール分散機能の運用方法は、“Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機能説明書”を参照してください。


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