Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 - |
目次
索引
![]() ![]() |
第8章 JCL(業務手続き言語) | > 8.3 ジョブステップに関する制御文 |
file{[ファイル名],ac(アクセス名)|*,ac(アクセス名),dlm(区切り文字)} |
該当ステップで実行されるシェルスクリプトが使用するファイルを指定します。
prtオペランドを指定すると印刷を行うことができます。
シェルスクリプトで使用する入力ファイルまたは、出力ファイルのファイル名を指定します。
指定したファイル名は、アクセス名と同名の環境変数に設定されます。exec制御文に指定したシェルスクリプトは、環境変数からファイル名を取得できます。
本オペランドは、prtオペランドを指定した場合のみ省略できます。
本オペランドを省略した場合、ジョブ実行制御は、作業用一時ファイルを生成します。作業用一時ファイルには、システムで一意なファイル名が設定されます。なお、この作業用一時ファイルは、ファイル内容がプリンタに出力された後、ジョブがキューから削除される時に削除されます。
任意のアクセス名を指定します。アクセス名は、最大64文字まで指定できます。
ネットワークジョブを投入する場合は、前述の“ファイル名”にネットワークジョブを制御するコマンド列を格納したファイル名を指定し、アクセス名として“mjsin”を指定します。
ネットワークジョブを投入するジョブステップの構成については、“図:ネットワークジョブのジョブステップ構成”を参照してください。
“*”を指定した場合、本制御文の次の行から区切り文字が現れる直前の行までが、ジョブ実行制御によって生成される一時ファイルに保存されます。
“*”を指定した本制御文は、シェルスクリプトが入力パラメタをファイルから取得する場合に使用します。
入力パラメタをJCL中に記述することができるため、入力パラメタを記述したファイルを別途作成する必要がありません。
JCL中に展開するデータの終了行を意味する任意の文字列を指定します。本オペランドで指定した区切り文字列が現れる直前の行までが、ジョブ実行制御によって生成される一時ファイルに保存されます。
区切り文字は、行の先頭から指定してください。空白などの区切り文字以外から始まる行は、データの最終行として扱われません。
区切り文字は、最大8文字までの英数字で指定します。英字の大文字と小文字は区別されます。
ジョブの終了後、本制御文の第1引数に指定したファイルの内容をプリンタに出力します。ただし、出力できる内容は、テキストファイルのみです。
プリンタ名を指定した場合は、指定したプリンタへ、“*”を指定した場合は、jobstart制御文のprtオペランドで指定したプリンタへ出力します。
また、本オペランドを指定した場合は、ファイル名を省略することができます。詳細は、“ファイル名”の説明を参照してください。
なお、ファイル名とprtオペランドを共に指定した場合は、ファイルとして保存し、プリンタへも出力します。
ファイル“/result/data1”をアクセス名“output1”という名前で割り当て(ジョブプロセスからは、“output1”という名前の環境変数を参照することで、ファイル名を獲得することができます)、ジョブ終了後“printer1”に出力することを指定する場合の記述例を以下に示します。
file /result/data1,ac(output1),prt(printer1) |
また、上記の条件でファイル名を省略する場合は、以下のように記述します。
file ,ac(output1),prt(printer1) |
ファイル名に“*”を指定することで、JCL中に任意のデータをインライン展開することを指定しています。インライン展開の終了を示す区切り文字列は“ZZZ”を使用している場合の記述例を以下に示します。
file *,ac(indata1),dlm(ZZZ) |
・・・・: 任意のデータ
目次
索引
![]() ![]() |