Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 - |
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第8章 JCL(業務手続き言語) | > 8.2 ジョブ全体に関する制御文 |
file [ファイル名],ac(アクセス名) [,prt({プリンタ名|* })] |
ジョブ全体で使用するファイル情報を指定します。
prtオペランドを指定すると印刷を行うことができます。
シェルスクリプトで使用する入力ファイルまたは出力ファイルのファイル名を指定します。
指定したファイル名は、アクセス名と同名の環境変数に設定されます。ファイル名の一部に他の環境変数“$文字列”が記述されていても置き換わりません。exec制御文に指定したシェルスクリプトは、環境変数からファイル名を取得できます。
本オペランドは、prtオペランドを指定した場合のみ省略できます。
本オペランドを省略した場合、ジョブ実行制御は、作業用一時ファイルを生成します。作業用一時ファイルには、システムで一意なファイル名が設定されます。なお、この作業用一時ファイルは、ファイル内容がプリンタに出力された後、ジョブがキューから削除される時に削除されます。
任意のアクセス名を指定します。指定したアクセス名と同名の環境変数にファイル名が設定されます。
アクセス名は、最大64文字まで指定できます。
ジョブの終了後、本制御文の第1引数に指定したファイルの内容をプリンタに出力します。ただし、出力できる内容は、テキストファイルのみです。
プリンタ名を指定した場合は、指定したプリンタへ、“*”を指定した場合は、jobstart制御文のprtオペランドで指定したプリンタへ出力します。
また、本オペランドを指定した場合は、ファイル名を省略することができます。詳細は、“ファイル名”の説明を参照してください。
なお、ファイル名とprtオペランドを共に指定した場合は、ファイルとして保存し、プリンタへも出力します。
ファイル“/result/data1”をアクセス名“output1”という名前で割り当て(ジョブプロセスからは、“output1”という名前の環境変数を参照することで、ファイル名を獲得することができます)、ジョブ終了後“printer1”に出力するように指定する場合の記述例を以下に示します。
file /result/data1,ac(output1),prt(printer1) |
また、上記の条件でファイル名を省略する場合は、以下のように記述します。
file ,ac(output1),prt(printer1) |
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