| Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 - |
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| 第15章 出口情報 |
ジョブスケジューラに登録してあるジョブネットが正常終了、疑似正常、異常終了または強制終了した場合に呼び出される、出口プログラムについて説明します。
ジョブネットが正常終了または疑似正常終了したときは、normalexit.bat、normalexit.exeの順に出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。normalexit.batが見つかった場合、normalexit.exeが存在しても呼び出されません。
ジョブネットが異常終了または強制終了したときは、jobschexit.bat、jobschexit.exeの順に出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。jobschexit.batが見つかった場合、jobschexit.exeが存在しても呼び出されません。
利用者がこれらの出口を利用して独自の処理を行いたい場合は、同名の出口プログラムを作成して、Systemwalker Operation Managerをインストールしたディレクトリ配下のMpWalker.JM\binディレクトリに格納してください。
出口プログラムに渡されるパラメタは、以下のとおりです。
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argc : パラメタの数(7) (注1) |
注1) Systemwalker Operation Manager EEの場合、パラメタの数は8になりま
す。
注2) Systemwalker Operation Manager EEのパラメタです。
一時ファイルには、ジョブネット内の個々のジョブについての情報が、以下のように格納されます。ジョブ名/終了コード/状態がジョブ1個分の情報です。
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ジョブ名 |
上図の各情報について説明します。
なお、一時ファイルは、ファイル名Extnnn.tmp(nnnはシステムが付加)で、ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ配下のworkディレクトリに作成されます。一時ファイルは、ジョブスケジューラ側では削除しないので、出口プログラムで削除する必要があります。
出口が登録されていない場合は、一時ファイルは作成されません。
先行ジョブの終了コードによる後続ジョブの起動条件を指定している場合に、パス状態で終了したジョブは、以下のようになります。
ジョブネット異常終了出口のプログラム例を以下に示します。
/* ジョブネット異常終了時に、"KANRI”サーバに以下のメッセージを送信する
ジョブネット名 is abended !! code = 終了コード*/
#include <stdio.h>
#include <process.h>
main(int argc, char *argv[])
{
char cmdline[256];
sprintf(cmdline,
"NET SEND KANRI %s is abended !! code = %s",
argv[2], //ジョブネット名
argv[4]); //終了コード
system(cmdline);
unlink(argv[6]); // temp ファイルを削除
exit(0);
}
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