PowerFX V1.0 移行説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -

5.2.3.1 ファイル移行機能（cnvdbrecコマンド）の機能概要

cnvdbrecコマンドは、impmoコマンドを使用して移行作業コンピュータに移入された以下のファイルのデータを、SQL ServerまたはOracleのレコードに移行するためのコマンドです。

• 物理ファイル領域（レコード格納域）
• 物理ファイル
• マルチボリューム物理ファイル

ファイル移行機能の概要を、以下に示します。

図5.3 ファイル移行機能概要

■コマンドを実行する前の確認事項

cnvdbrecコマンドが動作するための条件を以下に示します。

• 移行先のSQL ServerまたはOracleに、以下の設定が行われている。
  • 移行元テーブルに対応するテーブルが定義されている。
  • データベース定義が作成されている。
  • ODBCが設定されている。
• SQL Serverが、以下に示すバージョンである。
  • SQL Server(TM) 2000（SP3以降）以降
  • ODBC 2.0以降
• Oracle が、以下に示すバージョンである。
  • Oracle9i PSR9.02.05以降
  • Oracle10g 10.1.0.2.0以降
• 移行作業コンピュータに、Interstage Charset Manager を使って、JEF 拡張漢字と利用者定義文字の設定を行う。

SQL Server（SQL Server2000 Developer Edition）やOracleなどのデータベースは、Windows(R) XPにインストールして使用してください。Windows(R) XPからアクセスできるサーバにデータベースを配置した場合、ネットワーク上に移行データが流れてしまうため、処理性能やセキュリティ上望ましくありません。