InfoDirectory SDK 使用手引書 |
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第2章 アプリケーション開発環境(LDAP C API) | > 2.1 クライアントAPIライブラリの機能 | > 2.1.11 リフェラルサポート |
デフォルトでのリフェラル先のアクセスは、アノニマスで行われます。リフェラル先のInfoDirectoryサーバへの認証情報を設定する場合は、セションハンドルオプションLDAP_OPT_REFERRAL_REBINDの値として、リフェラル先のInfoDirectoryサーバで使用する認証情報を指定したLDAPRefBind構造体のアドレスを指定します。LDAPRefBind構造体は、リンク構造になっており複数の認証情報を指定することができます。
どの認証情報を使用するかは、指定されたホスト名とポート番号により識別されます。同じホスト名とポート番号が指定されている場合、リンクされている早いものが有効になります。この認証情報で指定可能な認証情報は、DNとパスワードのみです。証明書ベースの認証の指定はできません。LDAPRefBind構造体の領域は、自動的に解放されません。不要になった時点で解放してください。リフェラルの自動追跡を行わない場合は、この認証情報は使用されません。
【形式】
typedef struct ldaprefbind {
char *hostname;
int portno;
char *dn;
char *mechanism;
SSLENV *sslenv;
struct berval *cred;
struct ldaprefbind *ldaprefbindchin;
char reserve[32];
} LDAPRefBind;【構造体メンバの説明】
- hostname : この認証情報を使用するInfoDirectoryサーバのサーバ名
- portno : この認証情報を使用するInfoDirectoryサーバのポート番号
- dn : 認証に使用するDN
- mechanism : 未使用域(将来使用するために保持している領域です)
- sslenv : 未使用域(将来使用するために保持している領域です)
- cred : 認証に使用するパスワード
- ldaprefbindchin : 次の認証情報のアドレス(次の認証情報がない場合は、NULL文字列を指定します)
- reserve : 未使用域(将来使用するために保持している領域です)
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