Interstage Application Server チューニングガイド
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第5章 システムのチューニング> 5.1 Application Serverのサーバ機能運用時に必要なシステム資源> 5.1.7 Interstage シングル・サインオンのシステム資源の設定

5.1.7.1 システムパラメタ

 Interstage シングル・サインオンが使用するシステムパラメタのチューニングについて説明します。

システムパラメタの変更方法

 /etc/sysctl.confを編集し、パラメタ値を変更します。変更後は“sysctl -p /etc/sysctl.conf”を実行するか、システムをリブートしてください。変更は、パラメタの種類に従い、設定値はその値を設定し、加算値はその値を加算した値を設定してください。
 なお、変更方法の詳細については、OSのドキュメントを参照してください。

Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバ機能を使用する際のシステムパラメタのチューニング

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

kernel.shmmax

設定値

12804500+(ロール数(注1)+ロールセット数(注2)+ロールセット数(注2)×ロール数(注1))×1024以上

共用メモリの最大セグメントサイズ

kernel.shmmni

加算値

7

システム全体の共用メモリセグメント数

(注1)
SSOリポジトリに定義したロールの総数
(注2)
SSOリポジトリに定義したロールセットの総数

セマフォ

 セマフォの設定値は、各パラメタ値を以下の形式で指定します。

 kernel.sem = para1 para2 para3 para4

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

para2

加算値

7

システム全体のセマフォ数

para4

加算値

7

セマフォ識別子の最大数

 リポジトリサーバでは、“Smart Repository”を使用しています。“Smart Repository”で必要としているチューニングについては、“Smart Repositoryのシステム資源の設定”を参照してください。

Interstage シングル・サインオンの認証サーバ機能を使用する際のシステムパラメタのチューニング

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

kernel.shmmax

設定値

12804500

共用メモリの最大セグメントサイズ

kernel.shmmni

加算値

4

システム全体の共用メモリセグメント数

セマフォ

 セマフォの設定値は、各パラメタ値を以下の形式で指定します。

 kernel.sem = para1 para2 para3 para4

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

para2

加算値

6

システム全体のセマフォ数

para4

加算値

6

セマフォ識別子の最大数

Interstage シングル・サインオンの業務サーバ機能を使用する際のシステムパラメタのチューニング

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

kernel.shmmax

設定値

12804516+(ロール数(注1)×パス定義数(注2))×1024以上

共用メモリの最大セグメントサイズ

kernel.shmmni

加算値

7

システム全体の共用メモリセグメント数

(注1)
SSOリポジトリのパス定義に定義したロール数
(注2)
SSOリポジトリのサイト定義に定義したパス定義数

セマフォ

 セマフォの設定値は、各パラメタ値を以下の形式で指定します。

 kernel.sem = para1 para2 para3 para4

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

para2

加算値

8

システム全体のセマフォ数

para4

加算値

8

セマフォ識別子の最大数


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