Interstage Application Server チューニングガイド
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2.6 日本語ロケール(EUC,UTF-8)を使用する場合のメッセージ出力について
Interstageで日本語メッセージを出力する場合の環境設定方法と注意事項について説明します。
なお、InterstageとしてUTF-8に対応しているのは、出力メッセージだけです。EUCとは異なり一部の機能が利用できませんので注意してください。
利用できるプラットフォーム
EUCは、以下のOSで使用できます。
- Red Hat Enterprise Linux AS (v. 3)
- Red Hat Enterprise Linux ES (v. 3)
UTF-8は、以下のOSで使用できます。
- Red Hat Enterprise Linux AS (v. 3)
- Red Hat Enterprise Linux ES (v. 3)
環境設定方法
日本語ロケールを使用する場合は、環境変数LANGに以下の設定が必要です。ロケールの変更方法は、OSの一般的な設定にしたがってください。
- EUCを使用する場合
ja_JP.eucJP
- UTF-8を使用する場合
ja_JP.UTF-8

UTF-8を使用した場合、以下の注意事項があります。
- CORBAサービスおよびイベントサービスのアプリケーションで、入出力のパラメタとしてUTF-8の文字(列)を扱うことができません。
パラメタとして送信する場合はsequence<octet>としてエンコードし、UTF-8を必要とするところでアプリケーションがコード変換を行ってください。
- Interstage動作環境定義およびInterstage運用操作ツールにおいて、“NS”、“OTS”、“ES”のLocaleにUTF-8を設定することはできません。
“OTS”、“ES”のLocaleには、EUCを指定してください。“NS” のLocaleには、EUCまたはSJISを指定してください。
- ldapsearchコマンドによるクライアントソート機能(-S オプション)を使用できません。サーバソート機能(-x オプション)を使用してください。
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