Interstage Application Server インストールガイド −Linux−
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第1章 インストール> 1.7 GUIインストーラからのインストール

1.7.1 標準インストール

 GUIインストーラからアプリケーションサーバ機能の標準インストールを行う場合の作業について説明します。

 以下の手順でインストールしてください。

1) isinstallerの実行

 サーバパッケージ1枚目のCD-ROMをCD-ROM装置にセットし、isinstallerを実行し、インストーラを起動してください。
 このとき、isinstallerを実行するコンソール画面上の環境変数LANGに“ja_JP.eucJP”が設定されていることを確認してください。“ja_JP.eucJP”以外が設定されている場合、“ja_JP.eucJP”を設定後、isinstallerを実行してください。また環境変数LANGに"ja_JP.UTF-8"が設定された環境でのGUIインストーラは使用できません。この場合、環境変数LANGに"ja_JP.eucJP"を設定しなおし、再度実行してください。
 任意のディレクトリ上からCD-ROMに格納されているisinstallerにCD-ROMのディレクトリを指定して実行してください。この場合、CD-ROM上にディレクトリを移動した状態で実行しないでください。CD-ROM上に移動した状態で実行した場合、CD-ROMの入れ替えができない場合があります。また、ファイルマネージャからの実行もCD-ROMの入れ替えができない場合がありますので、行わないでください。この場合、インストールを中断し、インストールした全てのパッケージをアンインストールし、再度正しい手順でインストールを行ってください。


# /<CD-ROMマウントディレクトリ>/isinstaller <RETURN>

isinstaller実行後、表示される画面で[インストール]を選択してください。なお、画面が表示されるまで、しばらく時間がかかる場合があります。

2) サーバタイプの選択

 “サーバタイプの選択”画面では「アプリケーションサーバ機能をインストール」を選択します。

3) インストールタイプの選択

 “インストールタイプの選択”画面では[標準]を選択します。

4) インストール内容の確認

 設定された内容で問題なければ「変更しない」を選択し、「次へ」を実行します。「次へ」を実行するとそのままインストールが開始されます。
 表示内容を変更したい場合、[変更する]を選択したあと、[次へ]を実行してください。

5) 設定内容を変更する場合

 4)インストール内容の確認でインストール内容を変更する場合、[設定内容の変更]より変更を行ってください。

 変更する場合、変更したいパッケージを選択すると右画面に表示されます。情報を確認し内容を変更します。変更可能な内容は以下のとおりです。

1 FJSVihs情報の設定
・ポート番号の設定(1〜65535)

2 FJSVawjdk情報の設定
・JDK/JREの選択
・JDK/JREインストールバージョン選択
・通常使用するJDK/JREのバージョン

3 FJSVisgui情報の設定
・ポート番号の設定(1〜65535)
・SSLの使用有無の設定
・メッセージマニュアルのインストール選択

4 FJSVod情報の設定
・ポート番号の設定(1〜65535)

・インストールディレクトリ、定義ファイルディレクトリ、テンポラリファイルディレクトリは変更できません。

・上記項目で入力の誤りがあった場合、画面左上にエラーメッセージが出力されますので、エラーの内容を確認して修正してください。

・ポート番号については既に使用されているポート番号については、設定しないようにしてください。

6) インストール内容の確認

 設定された内容で問題なければ、「次へ」を実行します。「次へ」を実行するとそのままインストール処理が開始されます。


7) インストール

 「インストール内容の確認」で「次へ」を実行するとCD-ROMの入れ替えが表示されますので、該当のCD-ROMを挿入し、「はい」を実行してください。CD-ROMの資材をローカルディスク上に格納している場合は、「いいえ」を実行して、格納ディレクトリの指定を行ってください。
 CD-ROMに格納されている資材がインストールされると、再度画面が出力されます。その場合、該当のCD-ROMを格納し再度[はい]を実行してください。

8) インストール完了

 インストール完了後、インストールログおよびインストールシェルスクリプト、アンインストールシェルスクリプトを保存する場合、「次へ」を実行してください。そのまま完了する場合は、「終了」を実行してください。インストール資材をアンインストールする場合を考慮して、保存することをお勧めします。

9) ファイルの保存

 インストールログ、インストールシェルスクリプト、アンインストールシェルスクリプトを保存する場合、それぞれ保存する資材をチェックし、出力先ディレクトリを設定後、終了を実行します。

・出力ディレクトリを/tmp/logとした場合

[出力形式をテキストファイルで選択した場合]

/tmp/log/product_isas2.log       * インストールログファイル
/tmp/log/isinstaller/setupinstall.sh  * インストールシェルスクリプト。このインストールシェルスクリプトを実行することで今回GUIインストーラでインストールした状態でのインストールが可能となります。
/tmp/log/isinstaller/setupuninstall.sh * アンインストールシェルスクリプト。GUIインストーラでインストールしたパッケージをアンインストールすることができます。
出力されたインストールシェルよりインストールを実行する場合、“出力インストールシェルでのインストール”を参照してください。

[出力形式をZipファイルで選択した場合]

/tmp/log/isinstaller_ホスト名.zip
上記ファイルを展開すると[出力形式をテキストファイルで選択した場合]で示した資材が含まれます。

インストールログおよびインストール・アンインストールシェルスクリプトは日本語などの2バイトコードを含むディレクトリに出力することができませんので注意してください。

10) システムのリブート

 システムをリブートします。

# cd / <RETURN>
# shutdown -r now <RETURN>

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