Interstage Application Server 使用上の注意 -Windows(R)-
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第3章 注意事項> 3.17 マルチサーバ管理の注意事項

3.17.3 IJServerに関するスタンドアロンサーバとの差異

 IJServerに関して、スタンドアロンサーバとマルチサーバ管理(管理対象サーバ)で差異がある場合があります。その差異について説明します。

■ EJBコンテナの起動に失敗した場合

 

スタンドアロンサーバ

管理対象サーバ

条件

  • IJServerを構成するServletコンテナとEJBコンテナを別サーバに配置する。かつ
  • ServletコンテナとEJBコンテナのリレーションがライン型である。かつ
  • HotDeployを使用するを選択。かつ
  • IJServer起動時にEJBコンテナの起動に失敗した場合

現象

Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerを起動します。その結果、Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerの状態は起動となります。

Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerを起動しません。その結果、Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerの状態は停止となります。

対処

出力されたメッセージの対処を参照して原因を取り除き、再実行してください。

■ Servletコンテナの停止に失敗した場合

 

スタンドアロンサーバ

管理対象サーバ

条件

  • IJServerを構成するServletコンテナとEJBコンテナを別サーバに配置する。かつ
  • ServletコンテナとEJBコンテナのリレーションがライン型である。かつ
  • HotDeployを使用するを選択。かつ
  • IJServer起動時にServletコンテナの停止に失敗した場合

現象

EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerを停止します。その結果、EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerの状態は停止となります。

EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerを停止しません。その結果、EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたIJServerの状態は起動となります。

対処

出力されたメッセージの対処を参照して原因を取り除き、再実行してください。

■ EJBコンテナ上のアプリケーションの配備またはリロードに失敗した場合

 

スタンドアロンサーバ

管理対象サーバ

条件

  • IJServerを構成するServletコンテナとEJBコンテナを別サーバに配置する。かつ
  • ServletコンテナとEJBコンテナのリレーションがライン型である。かつ
  • HotDeployを使用するを選択。かつ
  • アプリケーションの配備またはリロード時に、EJBコンテナ上のアプリケーションの活性化に失敗した場合

現象

Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたアプリケーションを活性化します。結果として、配備されたアプリケーションで活性となります。

Servletコンテナが存在するサーバ上の指定されたアプリケーションを活性化しません。結果として、配備前のアプリケーションで活性となります。

対処

出力されたメッセージの対処を参照して原因を取り除き、再実行してください。

■ Servletコンテナ上のアプリケーションの配備またはリロードに失敗した場合

 

スタンドアロンサーバ

管理対象サーバ

条件

  • IJServerを構成するServletコンテナとEJBコンテナを別サーバに配置する。かつ
  • ServletコンテナとEJBコンテナのリレーションがライン型である。かつ
  • HotDeployを使用するを選択。かつ
  • アプリケーションの配備またはリロード時に、Servletコンテナ上のアプリケーションの非活性化に失敗した場合

現象

EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたアプリケーションを非活性化します。結果として、指定されたアプリケーションは非活性となります。

EJBコンテナが存在するサーバ上の指定されたアプリケーションを非活性化しません。結果として、指定されたアプリケーションは活性となります。

対処

出力されたメッセージの対処を参照して原因を取り除き、再実行してください。


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