Interstage Application Server 使用上の注意 -Windows(R)-
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第3章 注意事項> 3.12 Smart Repositoryの注意事項

3.12.4 InfoDirectoryからの移行に関する注意事項

 Smart RepositoryとInfoDirectoryでは、エントリの管理を行う場合は以下の点が異なりますので、InfoDirectoryからディレクトリ環境を移行する場合は、注意してください。

  1. Smart Repositoryでは、RDNに特殊文字“=”を指定する場合は、エスケープしないで指定します。
    InfoDirectoryでは、エスケープして指定します。
  2. RDNに、特殊文字 “+”、“\”、“,”が含まれているエントリを検索した場合、特殊文字は以下の形式で通知されます。
    特殊文字 Smart Repositoryでの検索結果 InfoDirectoryでの検索結果
    “+” “\2b” “\+”
    “\” “\5c” “\\”
    “,” “\2c” “\,”


    なお、上記特殊文字をRDNに指定する際は、エスケープする必要があります。

  3. Smart Repositoryでは、RDNに指定されている属性の属性値を変更する場合は、RDNが同名である場合のみ、大文字から小文字、または小文字から大文字へ変更を行うことができます。
    InfoDirectoryでは、上記のRDNの変更を行うことができません。
  4. Smart Repositoryでは、エントリの登録、更新、削除、および識別名の変更を行う場合は、DNの指定値と、RDNに指定されている属性値は大文字小文字が区別されるため、DNの指定値と、RDNに指定されている属性の属性値の文字列には大文字、小文字についても同じ文字列を指定する必要があります。
    以下のような指定では、エントリを登録できません。

     dn: cn=USER001,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com ← cnの属性値が一致していない
     objectClass: top
     objectClass: person
     objectClass: organizationalPerson
     objectClass: inetOrgPerson
     cn: user001 ← cnの属性値が一致していない
     sn: fujitsu
     telephoneNumber: 1234

    InfoDirectoryでは、エントリの登録、更新、削除、および識別名の変更を行う場合は、DNの指定値と、RDNに指定されている属性の属性値は大文字小文字が区別されません。
  5. Smart Repositoryでは、属性値には、2つ以上連続して空白を指定できません。
    InfoDirectoryでは、2つ以上連続して空白を指定することができます。

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