Interstage Application Server Plus インストールガイド −Solaris(TM) Operating Environment−
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第1章 インストール> 1.4 標準インストール

1.4.1 install.shシェルによるインストール

 サーバ機能の標準インストールの作業について説明します。

 マルチユーザモードでインストールする場合は、他のユーザの操作がインストールに影響ないことを確認のうえ、行ってください。
 以下の手順でインストールしてください。

1) シングルユーザモードでインストールする場合

本操作はシングルユーザモードでインストールする場合に必要な作業です。マルチユーザモードでインストールする場合は、本作業は不要です。2)の作業から実施してください。

  1. システム上でスーパユーザになります。

    # su <RETURN>
  2. 他の一般ユーザを全員ログアウトさせた後、システムをシングルユーザモードに変更します。

    # cd / <RETURN>
    # /usr/sbin/shutdown -y -i0 -g0 <RETURN> または # init 0 <RETURN>
    ok boot -s <RETURN>
     
  3. ファイルシステムのマウントを行います。

    # mountall <RETURN>
     
  4. システムにログイン後、スーパユーザによりボリュームマネージャの起動を行います。
    Solaris 8 OEの場合

    # /etc/rc2.d/S92volmgt start <RETURN>
     S92volmgtの"S92"部分は環境によってことなる場合があります。

     Solaris 9 OEの場合

    # /etc/init.d/rpc start<RETURN>
    # /etc/init.d/inetsvc start<RETURN>
    # /etc/init.d/volmgt start<RETURN>

2) install.shシェルの実行

 シングルユーザモードまたはマルチユーザモードにおいて、本ソフトウェアをインストールします。サーバパッケージCD-ROM2枚目を挿入し、任意のディレクトリ上からCD-ROMに格納されているinstall.shにCD-ROMのディレクトリを指定して実行してください。この場合、CD-ROM上にディレクトリを移動した状態で実行しないでください。CD-ROM上に移動した状態で実行した場合、CD-ROMの入れ替えができない場合があります。この場合、インストールを中断し、インストールした全てのパッケージをアンインストールし、再度正しい手順でインストールを行ってください。


# cd / <RETURN>
# /cdrom/cdrom0/install.sh /cdrom/cdrom0<RETURN>

注意)install.sh実行時、インストール画面が表示されるまで、少々時間がかかる場合があります。
空白を含むパスにはインストールできません。

 以下の対話処理を行ってください。

1 インストールするサーバタイプを入力してください。アプリケーションサーバ機能は1<RETURN>を入力してください。

注)すでにInterstage Application Serverのパッケージがインストール済みの状態である場合、本問い合わせメッセージは出力さず、カスタムインストールの問い合わせからはじまります。

+----------------------------------------------------------+
| Interstage Application Server Plus V7.0                  |
|                                                          |
|           All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU 2005 |
+----------------------------------------------------------+
インストールするサーバタイプを選択してください。(1: アプリケーションサーバ機能,2: 管理サーバ機能)[1,2,q]:

2 インストール方法入力してください。標準インストールは1<RETURN>を、カスタムインストールは2<RETURN>を入力してください。

インストール方法を選択してください。(1: 標準, 2: カスタム) [1,2,q]:

3 パッケージの格納ディレクトリを入力してください。省略値を採用する場合は<RETURN>を入力してください。

インストールディレクトリを指定してください。(省略: /opt) [?,q]:
定義ファイルディレクトリを指定してください。(省略: /etc/opt) [?,q]:
テンポラリファイルディレクトを指定してください。(省略: /var/opt) [?,q]:

4 ポート番号を入力してください。省略値を採用する場合は<RETURN>を入力してください。

Interstageサービスのポート番号を指定してください。(省略: 8002) [?,q]:
Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定してください。(省略: 80) [?,q]:
Interstage管理コンソールのポート番号を指定してください。(省略: 12000) [?,q]:

5 Interstage管理コンソールでSSL暗号化通信の使用について入力してください。使用しない場合は<RETURN>を入力してください。

Interstage管理コンソールでSSL暗号化通信を使用するか選択してください。(省略: n) [y,n,q]:

6 Interstage管理コンソールに表示するメッセージに対するマニュアルをインストールするか選択してください。インストールする場合は<RETURN>を入力してください。
Interstage管理コンソールでメッセージマニュアルを使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:

インストール情報:
    インストールパッケージ:
        FSUNtd FJSVisas FSUNextp FSUNod  FJSVawjdk FJSVidsdk FSUNots FJSVporb
FJSVxmlpc FJSVirep FJSVena FJSVsclr FJSVsmee FSUNssll FJSVjs2su FJSVisscs FJSVes
FJSVihs FJSVispw FJSVbcco FJSVwebc FJSVapcst FJSVsoap FJSVisjmx FJSVejb FJSVjms
FJSVj2ee FJSVjs4 FJSVsvmon FJSVisgui FJSVisspl
    インストールディレクトリ:                         /opt
    定義ファイルディレクトリ:                         /etc/opt
    テンポラリファイルディレクト:                     /var/opt
    Interstageサービスのポート番号:                   8002

    Interstage管理コンソールのポート番号:             12000
    Interstage管理コンソールのSSL使用有無:            使用しない
    Interstage管理コンソールのメッセージマニュアル有無: インストールする

    JDKまたはJRE:                                     JDK
    インストールJDK/JREバージョン:                    1.3=n 1.4=y

    Webサーバ(Interstage HTTP Server)のホスト名:      host
    Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号:    80
インストールを開始しますか? [y,q]:

3) サーバパッケージCD3枚目、CD4枚目への切り替え

 インストール中にサーバパッケージCD3枚目およびCD4枚目に切り替えを促すメッセージが表示されます。CDを入替えてから1<RETURN>を入力してください。


インストールディスク3枚目を設定してください。(1: 継続, q: 停止) [1,q]:

4) ボリュームマネージャの停止(シングルユーザモードの場合のみ)

 本操作はシングルユーザモードでインストールする場合に必要な作業です。マルチユーザモードの場合は、本作業は不要です。7)の作業を実施してください。

Solaris8 OEの場合 


# /etc/rc2.d/S92volmgt stop

 S92volmgtの"S92"部分は環境によってことなる場合があります。

Solaris9 OEの場合 


# /etc/init.d /volmgt stop

注意)アンインストール用のシェルスクリプトはサーバパッケージCD2枚目に格納されております。アンインストール時にCDよりアンインストールを行いたくない場合、アンインストールシェルをローカルディスク上の任意のディレクトリに複写して保管し、アンインストール時に使用することも可能です。アンインストールシェルをローカルディスクに保管する場合、CD2枚目に入っている以下のファイルとディレクトリをそのままの構成で複写を行い保管してください。
・uninstall.sh ・・・ アンインストーラ
・ConfigFiles  ・・・ アンインストーラで使用する設定ファイル
アンインストール時は上記のuninstall.shを実行してください。

5) システムのリブート

 システムをリブートします。


# cd / <RETURN>
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0 <RETURN>

6) Interstage起動

 マシン起動時にInterstageが起動されます。
 Interstageの自動起動をやめる場合には、以下のシンボリックリンクを削除してください。


/etc/rc2.d/S99startis


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