Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
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4.1.2 メッセージのカスタマイズ方法
メッセージファイルのカスタマイズ方法について説明します。
- メッセージファイルを編集します。以下の編集例を参考にしてください。
- 編集したメッセージファイルを表示して確認します。問題なく表示することができましたら、次回のエラー発生時から編集したメッセージが表示されます。なお、Interstage シングル・サインオンの再起動を行う必要はありません。
以下に、メッセージファイルの編集例を示します。

メッセージファイル“403roleerr_ja.template”の編集例を示します。
編集前のメッセージ出力イメージ
以下は、メッセージファイル“403roleerr_ja.template”を編集しないで表示したものです。
このメッセージの編集したい箇所を確認してください。

編集後のメッセージファイル
403roleerr_ja.templateファイルを開いて編集します。
以下は、太字になっている部分を変更した例です。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2 Final//EN">
<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=euc-jp">
<title> 403 Forbidden </title>
</head>
<body TEXT="#000066" BGCOLOR="#FFFFCC" LINK="#660000" VLINK="#660000" ALINK="#FFCC33">
<table border="0" cellpadding="10" width="100%">
<tr><td>
<b><font size="+2">ページにアクセスするための権限がありません。</font></b>
</td></tr>
</table>
<hr size="2" noshade>
<P>
指定されたページへのアクセス権がないため、ページを公開できません。</P>
<P>以下の対処を行ってください。<BR><BR>
・社内システムの管理者に、指定されたページにアクセスするための権限が設定されているか確認してください。<BR>
アクセス権が設定されていない場合は、設定を依頼する必要があります。設定には以下の情報が必要になります。
<UL>
<LI>名前
<LI>ユーザID
<LI>メールアドレス
<LI>従業員番号
<LI>部署</UL>
このページについてのお問い合わせは<a href="mailto:admin@syanai-system.fujitsu.com">社内システム部</a>までお願いいたします。内線番号 xxxx-xxxx</P>
<h3 align="right">***株式会社 社内システム部</h3>
</body>
</html> |
編集後のメッセージ出力イメージ
以下は、WebブラウザにNetscape Communicatorを使用して、編集後のメッセージファイルを表示したものです。
任意のWebブラウザを使用して、編集したとおり表示できているか確認してください。


- エラーのメッセージを変更してしまうと、発生したエラーに対するメッセージの詳細を“メッセージ集”で確認することができなくなる可能性があります。メッセージを変更する際は十分気をつけてください。
- サーバ側だけで有効となる特殊なHTMLタグは使用しないでください。
- メッセージファイルを削除した場合やメッセージファイルのアクセス権限がなかった場合、Interstage シングル・サインオンのシステムのログが出力され、Webブラウザには編集前の英語メッセージが表示されます。メッセージファイルの削除やメッセージファイルのアクセス権限の変更は行わないでください。システムのログに出力されるメッセージの詳細については、“メッセージ集”の“メッセージ番号がssoで始まるメッセージ”を参照してください。
- 以下のメッセージファイルの「<!--SSO_DETAIL_CODE-->」部分には、エラー詳細コードが表示されます。「<!--SSO_DETAIL_CODE-->」を削除すると、エラー詳細コードが表示されなくなりますので、ご注意ください。
- 500internalerr_en.template
- 500internalerr_ja.template
- 表示する画像、または他のページへのハイパーリンクなど、他のコンテンツを指定する場合には以下の点に注意してください。
- コンテンツの位置は、URLで指定するか、ルートパス(“/”)からの絶対パスで指定してください。
- コンテンツを、運用中の業務サーバから読み出す場合は、保護パス配下に格納されたファイルは指定しないでください。
- コンテンツを認証サーバと同じポート番号から読み出す場合は、対象のファイルを以下のディレクトリに格納してください。なお、以下のディレクトリが、Webブラウザから参照できるルートパス(“/”)になります。

C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcag\pub\docroot\

/opt/FJSVssoac/pub/docroot/
- メッセージとして表示される情報は、悪意のある人からの攻撃の足がかりとなってしまう可能性があります。メッセージを編集する際は、表示する情報に十分注意してください。
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