Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 概要

1.1 シングル・サインオンとは

 企業情報システムでは、複数のWebサーバ、Webサービスが混在しています。通常は、これらのWebサーバ、Webサービスで、個々にIDやパスワードを入力しなければなりません。
 シングル・サインオンとは、1度のサインオン(認証)で複数のWebサーバ、およびWebサービスへのアクセスを可能(認可)とする機能です。

 Interstageシングル・サインオンは、企業システムを構成する複数のWebサーバ、Webサービスに対し、シングル・サインオン機能によって認証・認可の基盤を提供します。

認証

 システムを利用する人の正当性を判定し、本人であることを確認することです。

認可

 利用者がアクセスを要求している資源に対して、その利用者がアクセスすることが認められていることを確認することです。たとえばWebサーバで公開するHTML文書、画像データ、音声データ、またはWebサーバで動作するCGIアプリケーションなどの資源へのアクセス要求に対して、その利用者がそれらの資源へのアクセスを認められているのかを確認します。


下へ1.1.1 従来のシステムが抱える問題
下へ1.1.2 シングル・サインオンの効果
下へ1.1.3 実装方式

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005