Interstage Application Server 運用ガイド
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第4章 メンテナンス(資源のバックアップ)> 4.1 資源のバックアップとリストア

4.1.1 概要と対象ファイル

 バックアップ・リストアは、Interstage資源の破壊など万一の事態が発生した場合に、早急に運用環境を復元できるように行うものです。
 Interstage資源のバックアップ・リストアは、バックアップ用ディレクトリに資源ファイルをバックアップ(退避)しておき、資源の復旧が必要な場合に資源ファイルをバックアップ用ディレクトリからリストア(復元)します。

 資源をバックアップする場合、サーバシステム上のアクセス可能なディスク上ではなく、通常はアクセスしないリムーバブル媒体などに退避しておくことを推奨します。
 最新の資源ファイルを保存しておくためには、資源ファイルの更新に応じて、バックアップを行う必要があります。


 UNIXシステムでは、ディスク上のバックアップ用ディレクトリに格納された資源をリムーバブル媒体に退避する場合、ファイルシステム形式のまま退避(ファイルコピー)すると、ファイルの権限属性が変更される可能性があるため、アーカイブ形式(tar、cpioコマンドなどを使用)で退避してください。


 Interstageのバージョンアップ、エディションアップを行う場合、Interstageのインストーラは古い資源を引き継ぎますので、バックアップ・リストアを行う必要はありませんが、万一に備えて、バックアップすることを推奨します。

バックアップ・リストア対象資源

 それぞれのサービスでバックアップ・リストアの対象となるファイルを以下に示します。
 なお、Interstage管理コンソール用Servletサービスの資源についてはバックアップ・リストアの必要はありません。


下へ4.1.1.1 CORBAサービスの資源ファイル
下へ4.1.1.2 コンポーネントトランザクションサービスの資源ファイル
下へ4.1.1.3 Interstage シングル・サインオンの資源ファイル
下へ4.1.1.4 Interstage HTTP Serverの資源ファイル
下へ4.1.1.5 InfoProvider Proの資源ファイル
下へ4.1.1.6 J2EE共通資源ファイル
下へ4.1.1.7 IJServerの資源ファイル
下へ4.1.1.8 Interstage証明書環境の資源ファイル
下へ4.1.1.9 V5.1以前のServletサービスの資源ファイル

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