Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド
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11.4.2 サンプルプログラムConvertStrBean
サンプルプログラムConvertStrBean(サンプルConvertStrBean)は、java.lang.Stringをinパラメタと返り値(return)に使用して、入力された文字列(人の名前)を小文字から大文字への変換や、文字列を逆順に変換します。
■処理概要
- EJBサーバプログラム
以下のメソッドがあります。
- java.lang.String reverse(java.lang.String name)
java.lang.String型をinパラメタnameで受け取ります。
nameで受け取った文字列を逆順にした返り値(return)をjava.lang.String型で返します。
例:
受け取ったjava.lang.String型nameの文字列
secondNameフィールド:fujitsu
↓
返すjava.lang.String型returnの文字列
firstNameフィールド:ustijuf
- java.lang.String toupper(java.lang.String name)
java.lang.String型をinパラメタnameで受け取ります。
nameで受け取った文字列を大文字に変換した返り値(return)をjava.lang.String型で返します。
例:
受け取ったjava.lang.String型nameの文字列
secondNameフィールド:fujitsu
↓
返すjava.lang.String型returnの文字列
firstNameフィールド:FUJITSU
- サンプルConvertStrBeanクライアントプログラム
EJBサーバプログラムに対し、標準入力で受け取った文字列をjava.lang.String型のinパラメタに設定し、EJBサーバプログラムのreverseメソッドおよびtoupperメソッドを呼び出し、それぞれの返り値を表示します。
■サンプルConvertStrBeanの実行手順
- EJBアプリケーションの展開
(1)Interstage管理コンソールから[システム]>[ワークユニット]>[新規作成]を選択します。
(2)“ワークユニット名”に"SOAPSample"、“ワークユニットタイプ”に“EJBアプリケーションのみ運用”を指定後、“作成”ボタンを押下します(IJServerワークユニットを作成)。
(3)[システム]>[ワークユニット]>[状態]タブ >[SOAPSample](IJServerワークユニット名) >[配備]タブを選択します。
(4)“配備ファイル”で“サーバ上に格納されているファイルを配備する”を選択し、"C:\Interstage\F3FMsoap\examples\ConvertStrBean\ConvertStr.jar"を指定します。
(5)“詳細設定”から“EJBアプリケーション設定”を選択します。
(6)“EJBアプリケーション設定”で“SOAPチェックボックス”をチェック後、“配備”ボタンを押下します。
(7) "MyIJServer"(IJServerワークユニット名) >[環境設定]タブ >[ワークユニット設定]の“JavaVMオプション”に以下の設定を追加後、“更新”ボタンを押下します。
-Djava.naming.factory.initial=com.fujitsu.interstage.ejb.jndi.FJCNCtxFactoryForClient
(8)[MyIJServer](IJServerワークユニット名) >[環境設定]タブ >[ワークユニット設定]の“クラスパス”に"C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\SOAPSample\distribute\ConvertStr.jar\ConvertStr_jar_soapgw"を追加後、“更新”ボタンを押下します。
(9)[ワークユニット]>[状態]タブ >[MyIJServer](IJServerワークユニット名) を選択後、“起動”ボタンを押下します。
- CORBA/SOAPサーバゲートウェイの登録
(1)以下のディレクトリに移動します。
C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\SOAPSample\distribute\ConvertStr.jar\ConvertStr_jar_soapgw\ConvertStr
(2)サンプルConvertStrBeanのWebサービス情報をWebサービス・マネージャに登録します。
soapmodifydd -deploy -url http://localhost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer -urn ConvertStrBean _ConvertStrBeanRemoteSOAPGW_dd.xml
- サンプルConvertStrBeanプログラムの実行
(1)以下のディレクトリに移動します。
C:\Interstage\F3FMsoap\examples\ConvertStrBean\ConvertStrClient
(2)クラスパスを追加します。
set classpath=%classpath%;C:\Interstage\F3FMsoap\examples\ConvertStrBean
(3)サンプルConvertStrBeanクライアントプログラムを起動します。
java ConvertStrClient http://localhost:80/soap_dev/servlet/WSContainer
「Please input soap method <reverse|toupper|remove> :」と表示されますので、呼び出すメソッド名を入力します。
「reverse」または「toupper」と入力すると、「Please input data <String|null>:」と表示されますので、任意の文字列を入力します。
「remove」と入力すると、サンプルConvertStrBeanクライアントプログラムが終了します。
- 登録情報の削除(本作業はEJBアプリケーション終了後に実施してください)
(1)登録したWebサービス情報を削除します。
soapmodifydd -undeploy -url http://localhost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer -urn ConvertStrBean
(2)Interstage管理コンソールから[システム]>[ワークユニット]>[状態]タブ >[SOAPSample](IJServerワークユニット名)を選択後、IJServerワークユニット"SOAPSample"の“停止”ボタンを押下してIJServerワークニットを停止後、“削除”ボタンで削除します。
※ SOAPSampleに登録してあるEJBアプリケーションも削除されます。
サンプルConvertStrBeanの実行手順
- EJBアプリケーションの展開
(1)Interstage管理コンソールから[システム]>[ワークユニット]>[新規作成]を選択します。
(2)“ワークユニット名”に"SOAPSample"、“ワークユニットタイプ”に“EJBアプリケーションのみ運用”を指定後、“作成”ボタンを押下します(IJServerワークユニットを作成)。
(3)[システム]>[ワークユニット]>[状態]タブ >[SOAPSample](IJServerワークユニット名) >[配備]タブを選択します。
(4)“配備ファイル”で“サーバ上に格納されているファイルを配備する”を選択し、"/opt/FJSVsoap/examples/ConvertStrBean/ConvertStr.jar"を指定します。
(5)“詳細設定”から“EJBアプリケーション設定”を選択します。
(6)“EJBアプリケーション設定”で“SOAPチェックボックス”をチェック後、“配備”ボタンを押下します。
(7)[MyIJServer](IJServerワークユニット名) >[環境設定]タブ >[ワークユニット設定]の“JavaVMオプション”に以下の設定を追加後、“更新”ボタンを押下します。
-Djava.naming.factory.initial=com.fujitsu.interstage.ejb.jndi.FJCNCtxFactoryForClient
(8)[MyIJServer](IJServerワークユニット名) >[環境設定]タブ >[ワークユニット設定]の“クラスパス”に"/var/opt/FJSVj2ee/deployment/ijserver/SOAPSample/distribute/ConvertStr.jar/ConvertStr_jar_soapgw"を追加後、“更新”ボタンを押下します。
(9)[ワークユニット]>[状態]タブ >[MyIJServer](IJServerワークユニット名)を選択後、“起動”ボタンを押下します。
- CORBA/SOAPサーバゲートウェイの登録
(1)以下のディレクトリに移動します。
/var/opt/FJSVj2ee/deployment/ijserver/SOAPSample/distribute/ConvertStr.jar/ConvertStr_jar_soapgw/ConvertStr
(2)サンプルConvertStrBeanのWebサービス情報をWebサービス・マネージャに登録します。
soapmodifydd -deploy -url http://localhost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer -urn ConvertStrBean _ConvertStrBeanRemoteSOAPGW_dd.xml
- サンプルConvertStrBeanプログラムの実行
(1)以下のディレクトリに移動します。
/opt/FJSVsoap/examples/ConvertStrBean/ConvertStrClient
(2)クラスパスを追加します(Bシェルの場合)。
CLASSPATH=$CLASSPATH:/opt/FJSVsoap/examples/ConvertStrBean
export CLASSPATH
(3)サンプルConvertStrBeanクライアントプログラムを起動します。
java ConvertStrClient http://localhost:80/soap_dev/servlet/WSContainer
「Please input soap method <reverse|toupper|remove> :」と表示されますので、呼び出すメソッド名を入力します。
「reverse」または「toupper」と入力すると、「Please input data <String|null>:」と表示されますので、任意の文字列を入力します。
「remove」と入力すると、サンプルConvertStrBeanクライアントプログラムが終了します。
- 登録情報の削除(当作業はEJBアプリケーション終了後に実施してください)
(1)登録したWebサービス情報を削除します。
soapmodifydd -undeploy -url http://localhost:12000/soap_admin/servlet/WSContainer -urn ConvertStrBean
(2)Interstage管理コンソールから[システム]>[ワークユニット]>[状態]タブ >[SOAPSample](IJServerワークユニット名)を選択後、IJServerワークユニット"SOAPSample"の“停止”ボタンを押下してIJServerワークニットを停止後、“削除”ボタンで削除します。
※ SOAPSampleに登録してあるEJBアプリケーションも削除されます。
■サンプルConvertStrBeanの実行例
java ConvertStrClient http://localhost:80/soap_dev/servlet/WSContainer
Please input soap method <reverse|toupper|remove> :
reverse
Please input data <String|null>: fujitsu
reverse = ustijuf
Please input soap method <reverse|toupper|remove> :
toupper
Please input data <String|null>:
toupper = USTIJUF
Please input soap method <reverse|toupper|remove> :
remove
remove completed.
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