Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド
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第7章 送達保証機能の実装> 7.2 サーバシステムがメッセージを受け取るPUSHモデル> 7.2.2 PUSHモデル受信サーバの受信アプリケーション作成

7.2.2.2 受信アプリケーションの準備

 受信アプリケーションは、JAXM APIのOnewayListenerインタフェースを実装したJavaのクラスとして用意します(JAXM APIのReqRespListenerインタフェースは使用できません)。

 以下が受信アプリケーションの実装例です。

 public class ReliableSampleServer implements OnewayListener {
   public void onMessage(SOAPMessage message) {
     SOAPEnvelope env = message.getSOAPPart().getEnvelope();
       :
   }
 }

 OnewayListenerインタフェースの実装方法の詳細は、“受信アプリケーションの作成”を、SOAPMessageクラスの構造については、“SAAJ-APIによるSOAPMessageの処理”を参照してください。

 受信アプリケーションは、PUSHモデルの受信サーバがSOAPメッセージを受信し、受信確認が行なわれた後で呼び出されます。
 SOAPメッセージを受信しても、署名が間違っているなど、SOAPメッセージが不正だった場合、受信アプリケーションは呼び出されません。その場合は、Webサービス・コンテナと同じログファイルに、SOAPメッセージの受信に失敗したことが出力されます。

 メッセージ種別や送信クライアントIDなど、送達保証機能特有の情報は、以下のように取得したSOAPメッセージをSOAPReliableMessageクラスにキャストすることで取得可能となります。

     :
 SOAPReliableMessage relMessage = (SOAPReliableMessage)message;
 String messageType = relMessage.getMessageType();
     :

 取得可能な情報については、付属のJavaDOCのSOAPReliableMessageクラスを参照してください。


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