Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド
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第7章 送達保証機能の実装> 7.1 クライアント、サーバシステム間での合意事項

7.1.4 SOAP署名検証ID

 SOAP電子署名を利用して、送受信事実の否認(しらばくれ)を防止する場合に、SOAPメッセージの送信側、受信側のそれぞれでSOAP署名検証IDを指定します。SOAP署名検証IDを指定しない場合は、SOAPメッセージの送達保証のみを行い、否認防止は行えません。

 SOAP署名検証IDには、SOAPメッセージの交換相手から入手した公開鍵の別名を指定します。必要となる鍵ペア、公開鍵の準備については、モデル(PUSH/PULLモデル)に応じて“セキュリティシステム運用ガイド”の“送達保証機能を使用する方法”に記載されている鍵ペア、公開鍵の準備に関する説明を参照してください。

 SOAP署名検証ID(公開鍵の別名)は、SOAPメッセージの交換相手ごとに指定します。これは1つのサーバシステム内、またはクライアントシステム内で一意の名前を付ける必要があります。


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