Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド |
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第7章 送達保証機能の実装 | > 7.1 クライアント、サーバシステム間での合意事項 |
“送信者ID”(PUSHモデルの送信クライアントID、またはPULLモデルの送信サーバID)、“受信者ID”(PULLモデルの受信クライアントID、またはPUSHモデルの受信サーバID)は、SOAPメッセージの送信先、受信先のサーバシステム、またはクライアントシステムを特定する“識別子”として使用します。
送信者ID、受信者IDの記述形式はXMLの“NMTOKEN”に従い、かつファイル名、ディレクトリ名に使用可能な文字である必要があります。マシン名、IPアドレスなどとは無関係に設定可能です。
送信者ID、受信者IDは、同じ種別のSOAPメッセージの送信側と受信側で合意を取り、それぞれが、送信アプリケーション、受信アプリケーションのWebサービス情報を設定する際に、合意を取った“送信者ID”、“受信者ID”を設定する必要があります。
SOAPメッセージの送信側では、“送信アプリケーションのディプロイメント”で、1つのメッセージ種別IDにおいて合意を取った送信者ID、受信者IDを設定します。そして、送信アプリケーションからは JAXM API のメソッドに、SOAPメッセージの送信先として受信者IDを指定してSOAPメッセージを送信します。
SOAPメッセージの受信側では、受信アプリケーションを用意し、“受信アプリケーションのディプロイメント”で、受信アプリケーションのクラス名と同時に、合意を取った送信者ID、受信者IDを設定します。
1つのサーバシステム、またはクライアントシステムに割り当てられる送信者ID、受信者IDは1つのみに限定されます。つまり、1つのサーバシステム上で設定されるすべてのPUSHモデルの受信サーバIDとPULLモデルの送信サーバIDは同じIDとし、1つのクライアントシステム上で設定されるすべてのPUSHモデルの送信クライアントIDとPULLモデルの受信クライアントIDは同じIDとする必要があります。
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