Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド
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第2章 Webサービスの設計> 2.3 オペレーションの選択

2.3.3 PUSHモデルとPULLモデルを組み合わせたモデル

 PUSHモデル、PULLモデルは非同期の送達保証を行うモデルですが、この2つを組み合わせることで、同期的な送達保証を行うことが可能となります。

 サービス利用側がクライアントシステム、サービス提供側がサーバシステムの場合は、サービス利用側からサービス提供側へのリクエスト送信にはPUSHモデルのWebサービスを、サービス提供側からサービス利用側へのレスポンス送信にはPULLモデルのWebサービスを使用します。

 またサービス利用側がサーバシステム、サービス提供側がクライアントシステムの場合は、サービス利用側からサービス提供側へのリクエスト送信にはPULLモデルのWebサービスを、サービス提供側からサービス利用側へのレスポンス送信にはPUSHモデルのWebサービスを使用します。
 どちらの場合も、サービス利用側に送信アプリケーション、サービス提供側に受信アプリケーションを配置します。

 各モデルの実装方法、受信アプリケーション、送信アプリケーションの詳細については、“送達保証機能の実装”を参照してください。

 送達保証機能では、SOAPメッセージの送達順序性の保証は行なわれません。送受信するSOAPメッセージの対応付け(順序性)が必要な場合は、SOAPメッセージ内に対応付けを行うIDなどを記載しておく必要があります。また、リクエストメッセージ、レスポンスメッセージは異なるメッセージ種別とする必要があります。


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