Interstage Application Server 運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

付録A Interstage管理コンソールの構成

A.2 Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ

 Interstage管理コンソール環境のカスタマイズは、以下の手順で行います。

ポート番号の変更

 Interstage管理コンソールを使用するためには、Interstage管理コンソール用のポート番号が必要です。ポート番号の設定はhttpd.confファイルを編集することで変更することができます。

httpd.confの格納先
[Interstageインストールフォルダ]\GUI\etc\httpd.conf
httpd.confの格納先
/etc/opt/FJSVisgui/httpd.conf

httpd.confの内容

---------------------------------------------------------------------
  Port 12000
---------------------------------------------------------------------

 “Port”に設定されている番号を、変更するポート番号に変更してください。デフォルトは、12000が設定されています。(SSL暗号化通信を選択した場合も、12000が設定されます。)

自動更新間隔の変更

 Interstage管理コンソールは、表示画面を自動的に最新情報に更新します。この更新間隔を設定することができます。
 設定方法は、以下の手順で行います。

  1. Interstage管理コンソールにログインします。
  2. ツリービューのInterstage管理コンソールをクリックします。
  3. 環境設定タブをクリックし、「自動更新間隔」に希望する時間(秒)値を設定します。
    指定可能な値は、10から3600です。

Interstage管理コンソールのSSL暗号化通信の変更

 Interstage管理コンソールは、SSL暗号化通信を使用するか否かを指定することができます。httpd.confファイルを編集し、SSL環境の構築をすることでSSL暗号化通信が使用できるようになります。詳細は“Interstage管理コンソール動作環境の設定”を参照してください。

Interstage JMXサービスのカスタマイズ

 Interstage JMXサービスは、Interstage管理コンソールの実行基盤です。Interstage JMXサービスのカスタマイズ項目には、以下があります。

 これら定義値をカスタマイズする場合には、Interstage JMXサービスの環境定義ファイルであるisjmx.xmlを変更します。

isjmx.xmlの格納先
C:\Interstage\jmx\etc\isjmx.xml
isjmx.xmlの格納先
/etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml

isjmx.xmlの内容

---------------------------------------------------------------------
<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?>
<isjmx>
    <!-- Change or add definitions of port numbers here. -->
    <port rmi="12200" internal="12210"/>
    <!-- <port rmi="12200" internal="12210" https="12220"/> -->

    <!-- Change java VM options here. -->
    <server java.home="C:\Interstage\JDK14" options="-Xmx256m"/>

    <!-- Change the max number of MBeans here. -->
    <registry max="100000"/>

    <!-- Change time-out intervals here. -->
    <timeout rmi="20" https="20"/>

    <!-- Add the definition of the localhost IP address here. -->
    <!-- <host localhost="xxx.xxx.xxx.xxx"/> -->
</isjmx>
---------------------------------------------------------------------

isjmx.xmlの内容

---------------------------------------------------------------------
<?xml version="1.0"?>
<isjmx>
    <!-- Change or add definitions of port numbers here. -->
    <port rmi="12200" internal="12210"/>
    <!-- <port rmi="12200" internal="12210" https="12220"/> -->

    <!-- Change java VM options here. -->
    <server java.home="/opt/FJSVawjbk/jdk14" options="-Xmx256m"/>

    <!-- Change the max number of MBeans here. -->
    <registry max="100000"/>

    <!-- Change time-out intervals here. -->
    <timeout rmi="20" https="20"/>

    <!-- Add the definition of the localhost IP address here. -->
    <!-- <host localhost="xxx.xxx.xxx.xxx"/> -->
</isjmx>
---------------------------------------------------------------------

 isjmx.xmlを変更した後、以下の手順でInterstage JMXサービスを再起動してください。

“Interstage Operation Tool”サービスおよび“Interstage JServlet(OperationManagement)”サービスを再起動してください。
isjmxstopコマンドを使用してInterstage JMXサービスを停止させた後、isjmxstartコマンドを使用して起動してください。

上記サービスの再起動時にIJServerが起動している場合、そのIJServerのモニタ参照およびHotDeploy機能の使用はできません。上記操作と共にIJServerの再起動を行ってください。
詳細は“トラブルシューティング集”の“Interstage管理コンソールの統計情報の異常”を参照してください。

JDKまたはJREの入れ替えを行う場合の対処

 Interstage管理コンソールは、インストール時に指定されたJDKまたはJREを利用して動作します。
 Interstageのインストール後、JDKまたはJREを入れ替える場合には、以下の操作が必要です。

  1. サービスの停止
    Interstage管理コンソールを使用するために必要なサービスを停止します。詳細は、“Interstage管理コンソールの起動・停止”を参照してください。
     
  2. 各サービスの定義変更
    以下のサービスの定義を変更してください。
     
  3. サービスの起動
    Interstage管理コンソールを使用するために必要なサービスを起動します。詳細は、“Interstage管理コンソールの起動・停止”を参照してください。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005