JavaServer Faces ユーザーズガイド
目次 前ページ

用語集


 

ActionEvent

アンカーやボタンがクリックされた場合に発生するイベントです。ActionEventを利用する場合は、タグにactionListenerアトリビュートを記述するか、コンテントにf:actionListenerタグを記述します。


 

Apply Request Values フェーズ

送信されたフォームの値を取得し適用するフェーズです。


 

Invoke Application フェーズ

画面遷移などアプリケーションレベルのイベントを処理するフェーズです。


 

JavaServer Faces

JavaServer Facesとは、JSR-127としてJCP(Java Community Process)で策定された仕様で、Webアプリケーションのユーザインタフェースを作成するためのアプリケーションフレームワークです。


 

JavaServer Faces定義ファイル(faces-config.xml)

JavaServer Facesの環境を設定するためのファイルです。画面遷移、呼び出すイベント、利用するBeanなどを定義します。


 

managed bean

画面上に表示する値や、送信されたデータを格納するBeanです。Bean は値をプロパティに持ち、アクセサメソッド(Setter/Getter)を持ちます。また、イベントリスナを実装することが可能です。


 

PhaseEvent

JavaServer Facesの各フェーズの前後に割り込んで処理を行うことが可能です。


 

Process Validations フェーズ

表示するページに関連付けられた全てのバリデータを処理します。


 

RenderKit

Rendererインスタンスのコレクションを表し、 JavaServer Facesの特定のクライアントに応じたUIComponentインスタンスの表示方法を認識しています。


 

Render Response フェーズ

UIコンポーネントのツリーをHTMLなどのクライアントがレンダリングできる形式にしてレスポンスとして返すフェーズです。


 

Restore View フェーズ

リンクやボタンのクリックなどによって、リクエストがサーバに送信されたとき、Restore View フェーズが開始されます。このフェーズで JavaServer Facesは、入出力ページの UIコンポーネントのツリーを作成し、イベント処理やバリデータをUIコンポーネントに関連付けます。作成したツリーは、FacesContextインスタンスに保存されます。


 

UIコンポーネント

JavaServer Facesのすべての ユーザインタフェースコンポーネントの基本クラスです。


 

Update Model Values フェーズ

値の妥当性がチェックされた後で、対応づけられたモデルの値を、更新するフェーズです。


 

ValueChangeEvent

javax.faces.component.EditableValueHolderインタフェースを実装しているコンポーネントに対して設定可能です。入力値を持つタグ(フィールドやコンボボックスなど)の値が変更された場合に発生するイベントです。


 

アクションメソッド

JavaServer Facesタグで発生したアクションを処理するメソッドです。JavaServer Facesタグのactionアトリビュートにメソッドバインディング式で指定します。


 

アクションリスナメソッド

JavaServer Facesタグで発生したアクションを処理するメソッドです。JavaServer FacesタグのactionListenerアトリビュートにメソッドバインディング式で指定します。


 

イベント

イベントにはActionEvent、ValueChangeEvent、PhaseEventの3種類があります。


 

画面遷移規則

画面遷移定義はJavaServer Faces定義ファイル(faces-config.xml)にnavigation-ruleタグを利用して定義します。画面遷移規則は、現在のビューのビューIDに基づいて、次に表示するビューを決定するための規則です。


 

コンバータ

モデルデータオブジェクトと表示に適した オブジェクトのString表現との間で、オブジェクトから文字列(Object-to-String)へ、 文字列からオブジェクト(String-to-Object)への変換を行うことができます。


 

コンポーネントタイプ

UIコンポーネントのインスタンスを作成するときに使用される識別子です。


 

コンポーネントツリー

入出力ページに記述されたJavaServer Facesタグの階層を、サーバサイドにJavaオブジェクトで構築したものです。


 

コンポーネントファミリ

UIコンポーネントに対応するレンダラのインスタンスを作成するときに使用される識別子です。


 

バリデータ

送信されたフォームの値を検証するメソッドまたはクラスです。ライフサイクルのProcess Validationsフェーズで呼び出されます。


 

バリューバインディング式

JavaServer Facesタグとmanaged beanのプロパティを関連付ける記述です。"#{"ではじまり、"}"で終了します。


 

メソッドバインディング式

JavaServer Facesタグとmanaged beanのメソッドを関連付ける記述です。"#{"ではじまり、"}"で終了します。


 

ライフサイクル

JavaServer Facesアプリケーションがリクエストを受け取ってからレスポンスを返すまでの処理の流れをいいます。


目次 前ページ

All Rights Reserved, Copyright © 富士通株式会社 2005