JavaServer Faces ユーザーズガイド
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第2章 JavaServer Facesの機能

2.3 managed bean

通常、JavaServer Facesアプリケーションではmanaged beanのプロパティをUIコンポーネントに関連付けて、画面上に表示する値や、送信されたデータを格納します。 また、managed beanはイベント処理、バリデーション、画面遷移で使用するメソッドを定義できます。

UIコンポーネントの値としてmanaged beanのプロパティを割り当てる場合や、イベント処理などのメソッドをUIコンポーネントに割り当てる場合には、#{ }の中に記述したバリューバインディング式またはメソッドバインディング式でmanaged beanのプロパティやメソッドを指定します。 入出力ページとのマッピングの例を示します。

[入出力ページからmanaged beanを使用する例]

<!-- value にプロパティを、validatorにメソッドを指定 -->
<h:inputText id="empNo" 
  value="#{EmployeeBean.userNumber}" 
  validator="#{EmployeeBean.validateNumber}" /> 

managed beanを使用する方法は以下のとおりです。

  1. Beanのクラスを作成する。
  2. 作成したBeanをmanaged beanとしてJavaServer Faces定義ファイル(faces-config.xml)に登録する。
  3. 入出力ページで、UIコンポーネントに割り当てるプロパティ名、メソッド名を指定する。

managed beanの作成方法と使用方法の詳細は「managed beanの作成」を参照して下さい。


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