PRIMECLUSTER Wizard for NAS 導入運用手引書 4.1 for Linux
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上へ第2章 環境設定

2.3 NAS装置の設定

NAS装置の設定について説明します。

初期設定

NAS装置のマニュアルに従い、初期設定(ネットワーク設定、RAID設定等)を行ってください。

ボリューム作成

NAS装置のマニュアルに従い、ボリュームの作成を行ってください。作成したボリュームは本製品の環境設定時に入力する必要があります。

ホスト設定

NAS装置でDNSを使用する場合はDNSにNAS装置を使用するクラスタノードのホスト名とIPアドレスを登録してください。DNSを使用しない場合は、以下の方法でNAS装置にホスト名とIPアドレスを登録してください。

  1. NAS装置の/vol/vol0ボリュームをNAS装置に設定した管理サーバでマウントします。
  2. (上記でマウントしたマウントポイント)/etc/hostsファイルにNAS装置を使用するクラスタノードのホスト名とIPアドレスを登録します。


    同様に、NAS装置のホスト名をDNSあるいはNAS装置を使用するクラスタノードの/etc/hostsに登録してください。


    DNSあるいはNAS装置の/etc/hostsファイルに指定するホスト名は、クラスタノードのホスト名と一致させてください。もし異なる場合、正常にロック制御できない場合があります。

rsh設定

本製品はNAS装置の制御にrshを使用します。そのため、NAS装置でrshを使用できるように以下の手順で設定します。

  1. telnetでNAS装置に接続します。
  2. 以下のコマンドを実行し、NAS装置を使用するノードからrshを使用できるように設定します。
     options rsh.access host=ホスト名1,ホスト名2
  3. NAS装置の/vol/vol0ボリュームをNAS装置に設定した管理サーバでマウントします。
    (上記でマウントしたマウントポイント)/etc/hosts.equivファイルにNAS装置を使用するクラスタノードのホスト名を登録します

exportfs設定

以下の手順で、exportfsの設定をする必要があります。

  1. NAS装置の/vol/vol0ボリュームをNAS装置に設定した管理サーバでマウントします。
  2. (上記でマウントしたマウントポイント)/etc/exportfsファイルに、使用するNAS装置上のボリューム名を登録します。

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