PRIMECLUSTER Wizard for PowerGres Plus 導入運用手引書 4.1 (Linux版) |
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ここでは、PowerGres Plus の起動・停止の制御と監視を行うための情報を設定します。
設定は、PRIMECLUSTER Wizard for PowerGres Plus の設定ファイルに記述します。
設定ファイルには、以下の2種類があります。
運用ノードで設定ファイルの作成/記述を行った後、待機ノードへ設定を転送(コピー)します。
まず、インスタンス設定用ファイル を作成します。
DBシステム名には、16文字以内のアルファベットで任意の名称を指定できます。
/opt/FJSVclwpp/etc/DBシステム名.cfg
インスタンス設定用ファイルのテンプレートが以下のディレクトリにあります。
/opt/FJSVclwpp/etc/template.cfg
テンプレートファイルをコピー後、インスタンスごとのパラメタの設定を行ってください。
# cp /opt/FJSVclwpp/etc/template.cfg /opt/FJSVclwpp/etc/DBシステム名.cfg
パラメタ名 |
|||
PGUSER | : | インスタンス管理者用ユーザ名 (最大16文字) | 必須 |
DATABASE | : | インスタンスを格納するディレクトリ (最大64文字) | 必須 |
DBLOGFILE | : | データベースインスタンスのログファイル名 (最大64文字) デフォルト syslog ( /var/log/messages ) |
任意 |
DBNAME | : | ディテクタ用データベース名 (最大16文字) デフォルト pclcheckdb |
任意 |
DTIMEOUT | : | ディテクタのタイムアウト時間(秒) (60-3600) デフォルト 300 |
任意 |
パラメタの書式
パラメタ名 = 値 |
※ "#" 以降はコメントとして無視します。
インスタンス設定用ファイル の記入例
続いて、必要に応じて システム設定ファイル を修正します。
システム設定ファイルは、次の場所にあります。
/opt/FJSVclwpp/etc/system.cfg
システム設定ファイルの修正は、富士通技術員の指示でのみ行ってください。
通常の運用ではシステム設定ファイルの修正は不要です。
パラメタ名 |
||
DCHECKLEVEL | : | ディテクタの監視レベル ( 0-3 ) デフォルト 3 |
SHUTMODE | : | 通常終了時の PowerGres Plus データベースインスタンスの停止モード ( fast、immediate ) デフォルト fast |
FAULTSHUTMODE | : | 異常終了時の PowerGres Plus データベースインスタンスの停止モード ( fast、immediate ) デフォルト immediate |
パラメタの書式は、インスタンス設定用ファイルと同じです。
最後に、待機ノードへ設定ファイルを転送(コピー)します。
PRIMECLUSTER Wizard for PowerGres Plus の設定ファイルの転送には、clwpp.copy コマンドを使用します。
運用ノードにおいて次のようにコマンドを入力します。
# /opt/FJSVclwpp/bin/clwpp.copy -n <待機ノード名>
コマンドの実行は root ユーザで行ってください。
clwpp.copy コマンドの詳細は、“4.1 clwpp.copy - 設定ファイル転送ツール” を参照してください。
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