PRIMECLUSTER Wizard for WebServer 導入運用手引書 4.1 for Linux
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付録A Tomcat 連携

PRIMECLUSTER Wizard for WebServer には、PRIMECLUSTER 上で Apache と Java Servletである Tomcat を連携するためのサンプルスクリプトを同梱しています。Apache の起動/停止にあわせて、Tomcat の起動/停止を行うことができます。

imageただし、Tomcat の動作保証を行うものではありません。Tomcat 連携の参考にしてください。

  1. 動作確認バージョン
    Tomcat の 4.1.24 での動作確認を実施しています。
    (RHEL3.0では、Tomcat5.0.19の動作確認を実施しています。)
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  2. データの配置
    運用ノード、待機ノードで引継ぐ必要のあるデータは共用ディスク上に配置してください。
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  3. PRIMECLUSTER 上の設定
    サンプルスクリプトを RMS userApplication の CmdLine リソースとして設定します。CmdLineリソースの作成方法に関しては、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1」を参照願います。
    以下の例は、/opt/FJSVclweb/sample 配下にあるサンプルスクリプト(sample.sh)を Cmdline リソースとして作成する画面です。
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    imageRHEL3.0では、Tomcat5.019を連携するためのサンプルスクリプトとし
    てsample_tomcat5.shを使用してください。
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  4. サンプルスクリプト
    サンプルスクリプトの説明を行います。(Tomcat4.1.24用)
    1. 起動処理 (/opt/FJSVclweb/sample/sample.sh start)
      PIDファイル(/var/run/tomcat4.pid)とロック(/var/lock/subsys/tomcat4)を削除します。
      ※Tomcat が正常に停止されなかった場合にTomcatを起動することができなくなってしまうためです。
      Tomcat を起動します。(/etc/init.d/tomcat4 start )
      起動コマンドの戻り値をスクリプトの戻り値としています。
    2. 停止処理(/opt/FJSVclweb/sample/sample.sh stop)
      Tomcat を停止します。(/etc/init.d/tomcat4 stop )
      停止コマンドの戻り値をスクリプトの戻り値としています。
    3. チェック処理(/opt/FJSVclweb/sample/sample.sh check)
      PID ファイル(/var/run/tomcat4.pid)に記述されているTomcatのプロセスが存在するかをチェックします。
      プロセスが存在する場合は、0 (Online)、プロセスが存在しない場合は、1 (Offline) を通知します。

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