PRIMECLUSTER Wizard for MailServer 導入運用手引書 4.1 for Linux
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第2章 環境設定

2.4 メールサーバの設定

sendmail, imap, pop のインストールおよび設定について説明します。

インストール

sendmail, imap, pop のインストール
sendmail, imap, pop は各ノードのローカルディスクにインストールします。 インストールはそれぞれのマニュアル等に従ってください。
なお、sendmail, imap, pop をインストールすると、OS起動時に自動起動されるようになります。起動停止はPRIMECLUSTER にて制御するため、自動起動しないように設定してください。

image 自動起動しない設定

# /sbin/chkconfig sendmail off

# /sbin/chkconfig ipop3 off


初期設定

sendmail の設定

sendmail.cf ファイルを設定してください。

image sendmail.cf ファイルの例

Cw<引継ぎIPアドレスのホスト名.ドメイン名>
O QueueDirectory=/var/spool/mqueue
O QueueLA=16
O RefuseLA=20
O DaemonPortOptions=Port=smtp,Addr=<引継ぎIPアドレス>, Name=MTA

sendmail.cf ファイルの設定を運用ノードで行った場合は、待機ノードでも同一の設定を行ってください。また、sendmail.cf ファイルで参照しているファイル(/etc/aliases など)がある場合は、待機ノードでも運用ノードと同一の設定を行ってください。

imap/pop の設定

/etc/login.defsファイルを設定してください。

image /etc/login.defs ファイルの例

MAIL_DIR /var/spool/mail

/etc/login.defs ファイルの設定を運用ノードで行った場合は、待機ノードでも同一の設定を行ってください。

動作確認

sendmailおよび、imap または pop サーバを手動で起動し、正しく動作することを確認してください。
確認が終了しましたら、sendmail、POPサーバを停止してください。

image sendmail、およびimap または pop サーバの起動/停止方法

sendmailの起動方法
# /etc/init.d/sendmail start

POPサーバ(pop3)の起動方法
# /sbin/chkconfig ipop3 on

sendmailの停止方法
# /etc/init.d/sendmail stop

POPサーバ(pop3)の停止方法
# /sbin/chkconfig ipop3 off


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