Interstage Application Server チューニングガイド
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第5章 システムのチューニング> 5.1 Application Serverのサーバ機能運用時に必要なシステム資源> 5.1.3 データベース連携サービスのシステム環境の設定

5.1.3.1 システムパラメタ

 データベース連携サービスが使用する共用メモリ、セマフォ、メッセージキューのシステムパラメタのチューニングについてシステム形態ごとに説明します。

 以降の説明で、「種類」の意味は以下のとおりです。

OTSシステムのみが動作する場合

 OTSシステムのみが動作する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

内容

shmmax

設定値

17,830,204(注1)

共用メモリセグメントの最大サイズ

shmmin

設定値

1以下

共用メモリセグメントの最小サイズ

shmseg

加算値

20加算

プロセスごとの共用メモリセグメント数

shmmni

加算値

12加算

共用メモリIDの数

注1)表の値はデフォルト環境での値です。定義値を変更している場合は、以下の計算式で求めてください。

 以下の定義値で算出します。

 A = OTS_TRACE_SIZE × 1024
 B = RECOVERY_TRACE_SIZE × 1024
 C = OBSERVE_TRACE_SIZE × 1024
 D = PARTICIPATE × TRANMAX × 2048
 E = TRANMAX × 284
 必要数 = A + B + C + D + E + 4399692

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

内容

semmni

加算値

8加算

セマフォIDの数

semmns

加算値

24加算

システム全体のセマフォ数

semmsl

設定値

12以上

セマフォIDごとの最大セマフォ数

semopm

設定値

3以上

セマフォコールごとの最大操作数

メッセージキュー

パラメタ

種類

必要数

内容

msgmax

設定値

528以上

メッセージの最大サイズ

msgmnb

設定値

4,572以上

待ち行列上の最大バイト数

msgmni

加算値

3加算

メッセージキューIDの数

msgtql

加算値

2,040加算

システムメッセージのヘッダ数

リソース管理プログラムのみが動作する場合

 リソース管理プログラムのみが動作する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

内容

shmmax

設定値

12,840,416(注1)

共用メモリセグメントの最大サイズ

shmmin

設定値

1以下

共用メモリセグメントの最小サイズ

shmseg

加算値

20 + リソース管理プログラムの種類 × 2加算

プロセスごとの共用メモリセグメント数

shmmni

加算値

リソース管理プログラムの種類×11加算

共用メモリIDの数

注1)表の値はリソース管理プログラムの種類が1つの場合で、かつデフォルト環境での値です。定義値を変更している場合は、以下の計算式で求めてください。

 以下の定義値で算出します。

 A = RESOURCE_TRACE_SIZE × 1024
 B = OBSERVE_TRACE_SIZE × 1024
 C = (TRANMAX + 1) × 332
 D = リソース管理プログラムの種類 × RESOURCE_TRANMAX × OTS_RMP_PROC_CONC × 144
 E = リソース管理プログラムの種類 × RESOURCE_TRANMAX × OTS_RMP_PROC_CONC × 332
 必要数 = A + B + C + D + E + 4394476

 

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

内容

semmni

加算値

リソース管理プログラムの種類×7加算

セマフォIDの数

OTSシステムとリソース管理プログラムの両方が動作する場合

 OTSシステムとリソース管理プログラムの両方が動作する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

内容

shmmax

設定値

17,830,204(注1)

共用メモリセグメントの最大サイズ

shmmin

設定値

1以下

共用メモリセグメントの最小サイズ

shmseg

加算値

20 + リソース管理プログラムの種類 × 2加算

プロセスごとの共用メモリセグメント数

shmmni

加算値

12+リソース管理プログラムの種類×11加算

共用メモリIDの数

注1)表の値はリソース管理プログラムの種類が1つの場合で、かつデフォルト環境での値です。定義値を変更している場合は、以下の計算式で求めてください。

 必要数 = OTSシステムのみが動作する場合の必要数 +
      リソース管理プログラムのみが動作する場合の必要数 − 4915600

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

内容

semmni

加算値

8+リソース管理プログラムの種類×7加算

セマフォIDの数

semmns

加算値

24加算

システム全体のセマフォ数

semmsl

設定値

12以上

セマフォIDごとの最大セマフォ数

semopm

設定値

3以上

セマフォコールごとの最大操作数

メッセージキュー

パラメタ

種類

必要数

内容

msgmax

設定値

528以上

メッセージの最大サイズ

msgmnb

設定値

4,572以上

待ち行列上の最大バイト数

msgmni

加算値

3加算

メッセージキューIDの数

msgtql

加算値

2,040加算

システムメッセージのヘッダ数


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