Interstage Application Server インストールガイド −Solaris(TM) Operating Environment−
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第1章 インストール> 1.5 カスタムインストール> 1.5.2 install.shシェルによるインストール

1.5.2.1 機能選択

 以下の手順でインストールしてください。

 マルチユーザモードでインストールする場合、他のユーザの操作がインストールに影響ないことを確認のうえ、行ってください。
 以下の手順でインストールしてください。

1) シングルユーザモードへの変更

 本操作はシングルユーザモードでインストールする場合に必要な作業です。マルチユーザモードでインストールする場合は、本作業は不要です。2)の作業から実施してください。

  1. システム上でスーパユーザになります。

    # su <RETURN>
  2. 他の一般ユーザを全員ログアウトさせた後、システムをシングルユーザモードに変更します。

    # cd / <RETURN>
    # /usr/sbin/shutdown -y -i0 -g0 <RETURN> または # init 0 <RETURN>
    ok boot -s <RETURN>
  3. システムにログイン後、ファイルシステムのマウントを行います。

    # mountall <RETURN>
  4. スーパユーザによりボリュームマネージャの起動を行います。
    Solaris 8 OEの場合

    # /etc/rc2.d/S92volmgt start <RETURN>
    S92volmgtの"S92"部分は環境によってことなる場合があります。

     Solaris 9 OEの場合

    # /etc/init.d/rpc start<RETURN>
    # /etc/init.d/inetsvc start<RETURN>
    # /etc/init.d/volmgt start<RETURN>

2) install.shシェルの実行

 シングルユーザモードまたはマルチユーザモードにおいて、本ソフトウェアをインストールします。サーバパッケージCD2枚目を挿入し、任意のディレクトリ上からCD-ROMに格納されているinstall.shにCD-ROMのディレクトリを指定して実行してください。この時、install.shとCD-ROMの指定はフルパスで行う必要があります。また、CD-ROM上にディレクトリを移動した状態で実行しないでください。CD-ROM上に移動した状態で実行した場合、CD-ROMの入れ替えができない場合があります。この場合、インストールを中断し、インストールした全てのパッケージをアンインストールし、再度正しい手順でインストールを行ってください。


# /cdrom/cdrom0/install.sh /cdrom/cdrom0<RETURN>

注意)空白を含むパスにはインストールできません。

 以下の対話処理を行ってください。

1 インストールするサーバタイプを入力してください。アプリケーションサーバ機能は1<RETURN>を入力してください。

注)すでにInterstage Application Serverのパッケージがインストール済みの状態である場合、本問い合わせメッセージは出力さず、カスタムインストールの問い合わせからはじまります。

+----------------------------------------------------------+
| Interstage Application Server Enterprise Edition V7.0    |
|                                                          |
|           All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU 2005 |
+----------------------------------------------------------+
インストールするサーバタイプを選択してください。(1: アプリケーションサーバ機能,2: 管理サーバ機能)[1,2,q]:

2 インストール方法入力してください。カスタムインストールは2<RETURN>を入力してください。

インストール方法を選択してください。(1: 標準, 2: カスタム) [1,2,q]:

3 機能選択は1<RETUNRN>を入力してください。

機能選択またはパッケージ選択を選択してください。(1: 機能選択, 2: パッケージ選択) [1,2,q]

4 インストールする機能の番号を“,”で区切って入力してください
(例: 1,2,3 <RETURN>)。すべての機能をインストールする場合はall <RETURN>を入力してください。
なお、既に機能を構成するパッケージがインストールされている場合、機能名の横に'*'が表示されます。

注)

・既にインストール済みの機能のみを選択を選択した場合、インストールは続行されません。
・all指定などによりインストールされていない機能のみインストールされます。

Functions:
    1 Web Server(Interstage HTTP Server)
    2 Web Server(Info Provider Pro)
    3 JDK/JRE
    4 J2EE(Servlet Service/Interstage EJB Service)
    5 Servlet Service(Tomcat 3.1 Servlet Service)
  * 6 Interstage Management Console
    7 Web Services
    8 UDDI Service
    9 Single Sign-On
   10 Directory Service
   11 Messaging
   12 Load Balance
   13 Optional Library
   14 Distributed Transaction
   15 Apworks Server Runtime
   16 Framework Package
   17 Portal component
   18 Sample
インストールする機能を選択してください。複数選択する場合、","で区切って指定してください。[?,??,all,q]:

5 パッケージの格納ディレクトリを入力してください。省略値を採用する場合は
<RETURN>を入力してください。

インストールディレクトリを指定してください。(省略: /opt) [?,q]:
定義ファイルディレクトリを指定してください。(省略: /etc/opt) [?,q]:
テンポラリファイルディレクトを指定してください。(省略: /var/opt) [?,q]:
6 ObjectDirectorのサンプルをインストールするか選択します。
ObjectDirectorのサンプルファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:
7 CORBAサービスのポート番号を設定します。
CORBAサービスのポート番号を指定してください。(省略: 8002) [?,q]:
8 インストールするJDK/JREに対する設定を行います。
JDKまたはJREを選択してください。(1: JDK, 2: JRE) (省略: 1) [1,2,q]:
JDK/JRE 1.3をインストールするか選択してください。(省略: n) [y,n,q]:
JDK/JRE 1.4をインストールするか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:
通常使用するJDK/JREのバージョンを指定してください。(1: 1.3, 2: 1.4) (省略: 2) [1,2,q]:

9 FJSVjs2srに対する問い合わせを行います。
/etc/opt/FJSVjs2sr/conf/jssr_registry.xml のバックアップファイルが既に存在します。
前回のServlet配置ファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:

10 FJSVihsに対する問い合わせを行います。
/etc/opt/FJSVihs/conf/httpd.conf のバックアップファイルが既に存在します。
バックアップされているWebサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義ファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:
Webサーバ(Interstage HTTP Server)のホスト名を指定してください。(省略: host) [?,q]:
Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定してください。(省略: 80) [?,q]:

11 FJSVsoapに対する問い合わせを行います。
/etc/opt/FJSVsoap/conf/jswatch.conf のバックアップファイルが既に存在します。
前回のSOAP配置ファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:
/etc/opt/FJSVsoap/etc/DeployService/server-config.wsdd のバックアップファイルが既に存在します。
前回のSOAPデプロイファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:

12 FJSVjs2に対する問い合わせを行います。
/etc/opt/FJSVjs2/jswatch.conf のバックアップファイルが既に存在します。
前回のServlet配置ファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:

13 J2EE共通ディレクトリの指定を行います。
J2EE共通ディレクトリを指定してください。(省略: /opt/FJSVj2ee/var/deployment) [?,q]:

注)省略値から変更する場合は、すでに存在するディレクトリを正確に指定して下さい。

14 Interstage管理コンソールの設定を行います。
Interstage管理コンソールのホスト名を指定してください。(省略: host) [?,q]:
Interstage管理コンソールのポート番号を指定してください。(省略: 12000) [?,q]:
Interstage管理コンソールでSSL暗号化通信を使用するか選択してください。(省略: n) [y,n,q]:
Interstage管理コンソールでメッセージマニュアルを使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:

15 FSUNwwwの設定を行います。
/etc/opt/FSUNprovd/HTTPD.conf のバックアップファイルが既に存在します。
バックアップされているWebサーバ(InfoProvider Pro)の環境機能定義ファイルを使用しますか?(省略: y) [y,n,q]:
Webサーバ(InfoProvider Pro)のホスト名を指定してください。(省略: hosts) [?,q]:
Webサーバ(InfoProvider Pro)のポート番号を指定してください。(省略: 81) [?,q]:
Webサーバ(InfoProvider Pro)のEXPORTディレクトリを指定してください。(省略: /opt/FSUNprovd/sample/pub) [?,q]:
Webサーバ(InfoProvider Pro)のCGIディレクトリを指定してください。(省略: /opt/FSUNprovd/sample/cgi-bin) [?,q]:

16 JBKに対する設定を行います。
JBK 1.3をインストールするか選択してください。(省略: n) [y,n,q]:
JBK 1.4をインストールするか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:

17 表示された情報でインストールを開始する場合はy <RETURN>を入力してください。

インストール情報:
    インストールパッケージ:
        FSUNtd FJSVisas FSUNextp FSUNod  FJSVawjdk FJSVidsdk FSUNots FJSVporb 
FJSVxmlpc FJSVuddic FJSVuddis FJSVssosv FJSVssoac FJSVssoaz FJSVssocm FJSVirep
FJSVena FJSVjs2sr FJSVsclr FJSVsmee FSUNssll FJSVjs2su FJSVisscs FJSVes FJSVihs FJSVispw FJSVbcco FJSVwebc FJSVapcst FJSVsoap FJSVisjmx FJSVejb FJSVjms FJSVjs2 
FJSVj2ee FJSVjs4 FJSVsvmon FJSVisgui FJSVisspl FSUNprovd FJSVsvag FJSVmqd FJSVmqdex 
FJSVebms FJSVebms FJSVawcmp FJSVawdba FJSVawjbk FJSVawjic FJSVawprt FJSVdirs 
FJSViddsa FJSVidweb FJSVildap FJSViperl
    インストールディレクトリ:                           /opt
    定義ファイルディレクトリ:                           /etc/opt
    テンポラリファイルディレクト:                       /var/opt

    ObjectDirectorのサンプルファイル使用有無:           使用する
    CORBAサービスのポート番号:                          8002

    Interstage管理コンソールのホスト名:                 host
    Interstage管理コンソールのポート番号:               12000
    Interstage管理コンソールのSSL使用有無:              使用しない
    Interstage管理コンソールのメッセージマニュアル有無: インストールする

    JDKまたはJRE:                                       JDK
    インストールJDK/JREバージョン:                      1.3=n 1.4=y

    インストールJBKバージョン:                          1.3=n 1.4=y

    J2EE共通ディレクトリ:                               /opt/FJSVj2ee/var/deployment

    SOAPサービスの設定ファイル:                         使用しない
    SOAPサービスのデプロイファイル:                     使用しない

    Webサーバ(Interstage HTTP Server)の設定ファイル:    前回のファイルに上書きする
    Webサーバ(Interstage HTTP Server)のホスト名:        host
    Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号:      80

    Webサーバ(InfoProvider Pro)の設定ファイル:          前回のファイルに上書きする
    Webサーバ(InfoProvider Pro)のホスト名:              host
    Webサーバ(InfoProvider Pro)のポート番号:            81
    Webサーバ(InfoProvider Pro)のEXPORTディレクトリ:    /opt/FSUNprovd/sample/pub
    Webサーバ(InfoProvider Pro)のCGIディレクトリ:       /opt/FSUNprovd/sample/cgi-bin
インストールを開始しますか? [y,q]:

 FJSVisguiはシステムの環境によってSJIS版かEUC版のどちらかがインストールされます。インストールする言語の選択は/etc/default/initファイル内のLANGを参照して以下のように決定します。

3) サーバパッケージCD3枚目、CD4枚目への切り替え

 インストール中にサーバパッケージCD3枚目およびCD4枚目に切り替えを促すメッセージが表示される場合があります。CDを入替えてから1<RETURN>を入力してください。


インストールディスク3枚目を設定してください。(1: 継続, q: 停止) [1,q]:

4) ボリュームマネージャの停止(シングルユーザモードの場合のみ)

 本操作はシングルユーザモードでインストールする場合に必要な作業です。マルチユーザモードの場合は、本作業は不要です。7)の作業を実施してください。

Solaris8 OEの場合 


# /etc/rc2.d/S92volmgt stop

 S92volmgtの"S92"部分は環境によってことなる場合があります。

Solaris9 OEの場合 


# /etc/init.d /volmgt stop

注意)アンインストール用のシェルスクリプトはサーバパッケージCD2枚目に格納されております。アンインストール時にCDよりアンインストールを行いたくない場合、アンインストールシェルをローカルディスク上の任意のディレクトリに複写して保管し、アンインストール時に使用することも可能です。アンインストールシェルをローカルディスクに保管する場合、CD2枚目に入っている以下のファイルとディレクトリをそのままの構成で複写を行い保管してください。
・uninstall.sh ・・・ アンインストーラ
・ConfigFiles  ・・・ アンインストーラで使用する設定ファイル
アンインストール時は上記のuninstall.shを実行してください。

5) システムのリブート

 システムをリブートします。


# cd / <RETURN>
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0 <RETURN>

6) Interstage起動

 マシン起動時にInterstageが起動されます。
 Interstageの自動起動をやめる場合には、以下のシンボリックリンクを削除してください。


/etc/rc2.d/S99startis


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