SafeCLUSTER/HA for Oracle 導入運用手引書 V2.1 |
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SafeCLUSTER/HA for Oracleは、SafeCLUSTER上でOracleインスタンスをスタンバイ運用化するためのソフトウェア製品です。Oracleをクラスタシステム上に構築するための定義ファイル、状態遷移プロシジャなどを提供し、クラスタシステム上でのOracleのスタンバイ運用化を支援します。また、異常監視モニタにより、Oracleインスタンスおよびリスナーの監視を行い、異常検出と復旧作業を自動的に行います。
業務の引継ぎ
SafeCLUSTER/HA for Oracleは、Oracleインスタンスの異常を自動的に検出し、異常の種別により、Oracleインスタンスの再起動を行うか、ノードの切替えを行うかを自動的に判別し、業務を再開します。
運用ノードでの業務が続行不可能となった場合、運用ノードを待機ノードへ切替え、待機ノードにおいてOracleインスタンスを起動します。Oracleクライアントは運用ノードが切替わっても、引継ぎIPアドレスを使用した接続を行っているため、設定を変更することなく再接続することで、業務を再開できます。
Oracleインスタンスの異常監視
Oracleインスタンスの監視においては、Oracleインスタンスへの接続を試み、SQL文を発行することにより異常監視を行います。異常はOracleのエラーコードとして通知されますので、エラーコードごとに復旧方法を制御しています。そのためプロセスの生死監視では検出できない、きめ細かい異常を検出することが可能です。ノード内でのOracleインスタンスの再起動回数や監視間隔は環境設定により変更することができます。
リスナーの異常監視
リスナーの異常監視は、環境設定により行うことができます。Oracleインスタンスの異常と同様に、リスナーが動作していない場合も再起動や待機ノードへのフェイルオーバを行うことができるようになります。
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