PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.1 for Solaris(TM) Operating Environment
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目次

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第2章 環境設定
2.3 Oracle ソフトウェアのインストール/設定
Oracle のインストールおよび設定について説明します。
■初期設定
- /etc/system の設定
PRIMECLUSTER で使用する値に、Oracle 自身が使用する値を加えて設定する必要があります。カーネルパラメタの設定は使用する Oracle のバージョンやデータベースの構成によって異なるため、Oracle のインストールガイドを参照してください。パラメタの設定はできる限り全ノードで同一にしてください。

Oracle をインストールする場合は、/etc/system の設定を変更しノードをリブートした後に行ってください。
以下に設定例を示します。
set shmsys:shminfo_shmmax=4294967295
set shmsys:shminfo_shmmin=1
set shmsys:shminfo_shmmni=100
set shmsys:shminfo_shmseg=10
set semsys:seminfo_semmni=100
set semsys:seminfo_semmsl=200
set semsys:seminfo_semmns=400
set semsys:seminfo_semopm=100
set semsys:seminfo_semvmx=32767 |
- /etc/services
Oracle リスナーで使用するポート番号を設定します。

- Oracle ユーザの設定
Oracle のインストールおよび、起動停止等の操作を行うためのDBA(Database Administrator)ユーザを作成します。ユーザID、グループIDは全ノードで同一にする必要があります。

# groupadd -g <グループID> dba
# useradd -u <ユーザID> -g dba -d /export/home/oracle -s /bin/sh -m oracle
# passwd oracle |
※ 一般的に、グループ名は「dba」とします。
Oracle ユーザの環境変数を設定する必要があります。
(.profile)
ORACLE_BASE=/opt/oracle; export ORACLE_BASE
ORACLE_HOME=/opt/oracle/product/9.0.1; export ORACLE_HOME
ORACLE_TERM=sun-cmd; export ORACLE_TERM
ORA_NLS33=$ORACLE_HOME/ocommon/nls/admin/data; export ORA_NLS33
LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib; export LD_LIBRARY_PATH
PATH=$ORACLE_HOME/bin:/usr/bin:/usr/ccs/bin:/usr/ucb; export PATH |
※PATH に/usr/ucb を含める場合は、/usr/ccs/bin の後に設定する必要があります。
詳しくは Oracle のマニュアルを参照してください。
■インストール
- Oracle のインストール
Oracle のインストールは、Oracle ユーザで行います。プログラムは各ノードのローカルディスクにインストールします。データベースは共用ディスク上に作成する必要があるので、インストール時には作成せず、共用ディスクのクラスタ設定が完了してから作成することを推奨します。
データベースの作成に関しては後述します。
- Oracle9i RAC のインストール
Oracle9i RAC のインストールは、root ユーザで行います。Oracle9i RAC のインストールは、Oracle9i RAC のマニュアルを参照してください。
詳しくは Oracle のマニュアル を参照してください。
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