PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.1 |
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PRIMECLUSTERで構築されたクラスタシステムに存在する、共用ディスク、ローカルディスク上のデータに対し、クラスタ環境で整合性の取れたバックアップ運用(フェイルオーバが発生してもNetWorkerの定義を変更する必要がない)を可能とします。
また、NetWorkerクライアントのスタンバイ運用を実現します。
PRIMECLUSTERが管理する共用ディスク上のデータを仮想的なサーバ名(論理ノード名)でバックアップできます。
論理ノード名は、PRIMECLUSTERの引継ぎIPアドレスで定義された仮想的なIPアドレスに関連付けられた仮想的な名前で、PRIMECLUSTER Wizard for NetWorkerが仮想的なNetWorkerクライアント/サーバ/ストレージノードをサポートするために管理する名前です。
論理ノード名を利用することにより、NetWorkerはクラスタシステムをシングルシステム同様に扱うことが可能となるため、フェイルオーバが発生しても、共用ディスク上のデータをNetWorkerの定義変更なしに、待機ノード(新運用ノード)からバックアップすることができ、また、バックアップデータは、いずれのノードからでもリカバリできます。
論理ノード名は、クラスタのユーザアプリケーション単位に指定可能であるため、N:1 運用待機形態や相互待機形態など、ユーザアプリケーションが存在するクラスタシステムの場合でも、各ユーザアプリケーションを1シングルシステムとして扱うことにより、各共用ディスク上のデータを論理ノード名でバックアップ/リカバリすることが可能です。
クラスタを構成するノードの物理的なノード名を利用することにより、クラスタを構成する各ノードのローカルディスク上のデータをバックアップできます。
NetWorkerクライアントはクラスタを構成する全ノードで動作しているため、待機ノードのローカルディスク上のデータもバックアップ可能です。また、フェイルオーバが発生してもNetWorkerの定義変更なしに、バックアップ業務を継続できます。
PRIMECLUSTERと連携し、クラスタのフェイルオーバー時に必要なNetWorkerクライアントを運用/待機系で起動することにより、NetWorkerクライアントのスタンバイ運用を実現します。
また、NetWorkerクライアント専用のプロセス監視機構(ディテクタ)が、NetWorkerクライアントプロセスを監視し、異常が発生した場合にPRIMECLUSTERに通知することにより、PRIMECLUSTERのリカバリ/フェイルオーバー機能を使用することが出来るため、NetWorkerを使用したバックアップ運用システムの可用性を高めます。
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