PRIMECLUSTER Wizard for NAS 導入運用手引書 4.1 - Solaris(TM) Operating Environment -
|
目次

|
第5章 留意事項
本製品の留意事項について説明します。
■留意事項
- スケーラブル構成でUnLockFlagをalwaysに設定した場合、スプリットブレイン発生時にUnlock処理が実行されます。この場合、NFSの再ロック処理が実行され、ロックが再設定されるため動作に影響はありません。但し再ロック処理の際、サーバからの応答を待つ間、処理が遅くなる場合があります。
- /etc/vfstabにNAS装置のホスト名の代わりにIPアドレスを指定した場合、NFSのロック制御処理が正常に行われない場合があります。必ずホスト名で指定してください。また、指定するホスト名はNAS装置に設定したホスト名と同一にしてください。
- NAS装置のhostsファイルにクラスタノードのホスト名を登録する場合、クラスタノードに設定されているホスト名と同一にしてください。異なっている場合、NFSのロック制御処理が正常に行われない場合があります。
- 本製品では/tmpに一時的にファイルを作成します。/tmpのアクセス権の不用意な変更、/tmp上のファイルの不用意な削除、/tmpの空き容量不足ということが無いようにしてください。
- NAS装置をクラスタ構成にした場合、takeover/givebackを正常に行うためには、NAS装置の/etc/exportsファイルに使用するボリュームまたはqtree名を設定しておく必要があります。
- NAS装置をクラスタ構成にした場合、takeover/giveback中にNAS装置が一時的に応答しない状態になります。この際にフェイルオーバが発生することを防ぐため、NAS装置をクラスタ構成にした場合は、RemoteFileSystemsリソースのServerTimeoutおよびTimeoutの値を300s程度に延ばしてください。(takeover/giveback にかかる時間は NAS 装置のマニュアル等を参照してください。)
All Rights Reserved, Copyright (C) FUJITSU LIMITED 2003-2004