Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド |
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付録A ロードバランス機能を利用した場合の設計 | > A.3 複数サーバの運用設計 |
EJBサービスでロードバランス機能を利用する手順を説明します。
EJBサービスでロードバランス機能を利用する場合、ロードバランス対象のオブジェクトの登録は、固定登録で行ってください。
各コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
ロードバランス機能を利用する場合、以下の手順で作業します。
ロードバランスを運用するロードバランス管理サーバにおいて、以下の作業を行います。
以下のInterstage動作環境定義ファイルに、ロードバランスオプションを使用するかどうかを設定します。
Interstageの初期化(isinit)で指定する運用形態にはTYPE1またはTYPE2を選択し、EJBオプションを指定してください。
>isinit TYPE1 EJB |
isstartコマンドを使用して、ロードバランスの起動を行います。
>isstart |
Interstage管理コンソールを使用して、ロードバランス対象のEJBアプリケーションを配備します。
odlistns -l コマンドを実行してオブジェクトリファレンス情報を表示して、負荷分散対象のEJBアプリケーションのインタフェースリポジトリ名とインプリメンテーションリポジトリ名を確認します。
以下にオブジェクトリファレンスの詳細情報の見方を示します。
Name(Type) Object information(detail) Default object information(detail) EasyBean(o) RMI:pkgTest.EasyBeanHome:0000000000000000, (a) (b) IDL:com.fujitsu.interstage.j2ee.ijserver/IJServer001:1.0,(march:8002:1.1:UNICODE(UCS2)) (c) |
a) アプリケーション名
b) インタフェースリポジトリ名
c) インプリメンテーションリポジトリ名
以下のコマンドを実行して配備時に登録されたオブジェクトリファレンスを削除します。
>OD_or_adm -d -n [EJBアプリケーション名] |
OD_or_admコマンドを使用して、5で確認した情報を指定してロードバランスオブジェクトグループを登録します。ロードバランスオブジェクトグループ名には、ロードバランス対象のEJBアプリケーション名を指定してください。
なお、このときに-g lbオプションを指定してください。
>OD_or_adm -c [インタフェースリポジトリ名] -a [インプリメンテーションリポジトリ名] -g lb -n [ロードバランスオブジェクトグループ名] |
> OD_or_adm -c RMI:pkgTest.EasyBeanHome:0000000000000000 -a IDL:com.fujitsu.interstage.j2ee.ijserver/IJServer001:1.0 -g lb -n EJBLB |
ロードバランス対象のEJBアプリケーションが動作するすべての業務サーバ上で、以下の作業を行います。
以下のInterstage動作環境定義に、ロードバランス管理サーバのホスト名とポート番号を設定します。
Interstageの初期化(isinit)で指定する運用形態には、TYPE3を選択し、EJBオプションを指定してください。
odsetlboコマンドまたはisinitコマンドを使用して、ロードバランスの設定を行います。
以下にodsetlboコマンドを使用する場合の例を示します。
>odsetlbo -r -h [ロードバランス管理サーバのホスト名] -p [ロードバランス管理サーバのポート番号] |
Interstage管理コンソールを使用して、ロードバランス対象のEJBアプリケーションを配備します。
以下のコマンドを実行して配備時に登録されたオブジェクトリファレンスを削除します。
>OD_or_adm -d -n [EJBアプリケーション名] |
odadministerlbコマンドを使用して、ロードバランス対象のEJBアプリケーションを、ロードバランスオブジェクトグループへ登録します。
ロードバランスオブジェクトグループへの登録は、“-h”で指定する業務サーバのホスト数分行ってください。
>odadministerlb -c [インタフェースリポジトリ名] -a [インプリメンテーションリポジトリ名 ] -h [業務サーバのホスト名] -p [業務サーバのポート番号] -n [ロードバランスオブジェクトグループ名] |
IJServerを起動します。
IJServerを起動します。
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