Interstage Application Server 移行ガイド
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付録B V5.1以前のServletサービスの環境定義ファイル> B.5 サーブレット・コンテナ環境定義ファイル> B.5.3 サーブレット・コンテナ環境定義ファイルのタグの詳細

B.5.3.2 サーブレット・コンテナのログ

 サーブレット・コンテナが出力するログの定義は、Loggerタグで定義します。

■記述形式

-------------------------------------------------------------------------------
  <Logger name="log_name" path="log_path" backup="flag" size="maxsize"
   timestamp="flag" />
-------------------------------------------------------------------------------

■属性の内容

属性

説明

属性の
省略

name

ログ識別名を記述します。
以下の値を指定することができます。

  • std_log
    コンテナの標準出力、標準エラー出力のログ
  • tc_log
    サーブレット・コンテナのログ
  • servlet_log
    サーブレットのログ

×

path

ログファイルのファイル名を記述します。
ファイル名は、サーブレット・コンテナの実行ディレクトリからの相対パスまたはフルパスで指定します。
サーブレット・コンテナの実行ディレクトリは、JServlet環境定義ファイルの以下の項目で指定します。

  • default.execdirまたは[containername].execdir

複数のサーブレット・コンテナを起動する場合、サーブレット・コンテナごとに異なるファイル名を指定してください。

×

backup

バックアップファイル作成機能の有効/無効を記述します。以下の値を指定します。

  • true :有効
  • false :無効 (省略値)

バックアップファイルはログファイルと同じディレクトリに出力されます。
バックアップファイル名は以下の規約に従い決定されます。

  • ログファイルに拡張子ありの場合
    拡張子の手前の "." を "-" に変更し、末尾に".old" を付加する。
  • ログファイルに拡張子なしの場合
    末尾に".old" を付加する。

なお、本機能が有効の場合、ログファイルに追加書きします。無効の場合、起動時にクリアし、ログファイルの先頭から出力します。

size

ログファイルサイズの上限値を記述します。
単位はMBで、指定できる値は1〜INTMAXです。省略値は1です。
本指定は、backup="true"の場合だけ有効です。

timestamp

出力ログへのタイムスタンプ付加機能の有効/無効を記述します。以下の値を指定します。

  • true :有効 (省略値)
  • false :無効

■記述例

<Server>
 <Logger name="std_log" path="log/sample-std.log" backup="true" size="3" timestamp="true" />
 <Logger name="tc_log" path="log/sample-container.log" timestamp="true" />
 <Logger name="servlet_log" path="log/sample-servlet.log" timestamp="true" />
</Server>


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