Interstage Application Server 移行ガイド
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付録B V5.1以前のServletサービスの環境定義ファイル> B.1 環境定義ファイルについて

B.1.2 環境定義ファイルの概要

 環境定義ファイルの概要を説明します。

■JServlet環境定義ファイル

 Servletサービスの動作環境を設定するファイルです。
 Servletサービス上で動作するすべてのサーブレット・コンテナの環境定義ファイル(サーブレット・コンテナ環境定義ファイル)のパス名を定義します。

 ファイル名 : jswatch.conf
 格納場所  :

C:\Interstage\F3FMjs2\conf
/etc/opt/FJSVjs2

■サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイル

 サーブレット・ゲートウェイの動作環境を設定するファイルです。
 このファイルでは、サーブレット・コンテナのポート番号とサーブレット・コンテナ上で動作するWebアプリケーションの識別子を定義します。
 この定義により、Webサーバとサーブレット・コンテナ、Webアプリケーションとを結びつけます。サーブレット・ゲートウェイは、複数のサーブレット・コンテナと通信することができます。

 ファイル名と格納場所:使用するWebサーバによって異なります。
 Webサーバごとのファイル名と格納場所を以下に示します。

Webサーバ

ファイル名と格納場所

InfoProvider Pro

“InfoProviderPro環境定義ファイル”で任意に指定

Interstage HTTP Server

“Interstage HTTP Server環境定義ファイル”で任意に指定

Internet Information Server

ファイル名:“jsgw.conf”
格納場所 :“C:\Interstage\F3FMjs2\conf”

Sun ONE Web Server(iPlanet Web Server)

“obj.confファイル”で任意に指定

 格納場所を任意に指定できる場合、以下に格納することを推奨します。推奨する場所に格納した場合だけ、Servletサービスの資源バックアップでサーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルがバックアップすることができます。

C:\Interstage\F3FMjs2\conf
/etc/opt/FJSVjs2

■サーブレット・コンテナ環境定義ファイル

 サーブレット・コンテナの動作環境を設定するファイルです。
 1つのサーブレット・コンテナに1つのファイルを設定します。
 サーブレット・コンテナで動作するすべてのWebアプリケーションを定義します。
 サーブレット・コンテナ環境定義ファイルには、Webアプリケーション識別子とWebアプリケーション環境定義ファイル(deployment descriptor)を対応づけて定義します。

 ファイル名と格納場所:“JServlet環境定義ファイル”で指定します。
 以下に格納することを推奨します。

C:\Interstage\F3FMjs2\conf
/etc/opt/FJSVjs2

■Webアプリケーション環境定義ファイル(deployment descriptor)

 Webアプリケーションの環境を定義します。
 1つのWebアプリケーションに1つのファイルを設定します。

 ファイル名 : web.xml
 格納場所  :Webアプリケーションのルートディレクトリ/WEB-INF


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