Interstage Application Server 移行ガイド
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第6章 Interstage Application Server V3以前からの移行

6.5 CORBAサービスの移行

 Interstage V7での変更内容は、“Interstage Application Server V6からの移行”の“CORBAサービスの移行”を参照してください。

 Interstage V6での変更内容は、“Interstage Application Server V5からの移行”の“CORBAサービスの移行”を参照してください。

 次に、Interstage V3のバックアップコマンドを使用してCORBAサービス資源を移行するための手順について説明します。

V3以前の環境のバックアップコマンド

 CORBAサービス資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。

 CORBAサービス資源(インタフェースリポジトリ以外)のバックアップ:
  C:\INTERSTAGE\ODWIN\bin\odbkup.exe
 インタフェースリポジトリ環境情報ファイルのバックアップ:
  C:\INTERSTAGE\ODWIN\bin\irbkup.exe
 インタフェースリポジトリデータファイルのバックアップ:
  C:\INTERSTAGE\ODWIN\bin\obfbkup.exe

 資源のバックアップコマンドは、CORBAサービス("OD_start")が停止している状態で実行する必要があります。コントロールパネルの「サービス」でサービスの状態を確認してください。

V3環境のバックアップ方法

 バックアップ先パスがX:\V3Backupの場合の操作例を以下に示します。

  1. バックアップ用フォルダを作成します。
     mkdir X:\V3Backup
  2. odbkupコマンドを実行して、インタフェースリポジトリ以外の資源ファイルをバックアップします。
     odbkup X:\V3Backup
  3. irbkupコマンドを実行して、インタフェースリポジトリ環境情報ファイルをバックアップします。
     irbkup X:\V3Backup
  4. obfbkupコマンドを実行して、インタフェースリポジトリデータファイルをバックアップします。
     obfbkup X:\V3Backup
  5. CORBAサービスの環境情報が格納されたファイルをバックアップします(Interstage V3.1のみ)。
    • isinitコマンドで初期設定を行った場合:
       copy C:\INTERSTAGE\TD\var\iscom\isei_odenvfile X:\V3Backup
       rename X:\V3Backup\isei_odenvfile X:\V3Backup\odenvfile
    • CORBAサービス初期設定コマンド(odadmin_ex)で初期設定を行った場合:
       copy C:\INTERSTAGE\ODWIN\var\odenvfile X:\V3Backup

V7.0環境のリストアコマンド

 CORBAサービス資源のリストアでは、以下のコマンドを使用します。

 C:\Interstage\ODWIN\bin\odrestoresys.exe

 odrestoresysコマンドは、CORBAサービス("OD_start")が停止している状態で実行する必要があります。コントロールパネルの「サービス」でサービスの状態を確認してください。

V7.0環境のリストア方法

 バックアップ先パスがX:\V3Backupの場合の操作例を以下に示します。

odrestoresysコマンドを実行して、CORBAサービス資源ファイルをリストアします。
  odrestoresys -r -v3 X:\V3Backup

V3以前の環境のバックアップコマンド

 CORBAサービス資源のバックアップは、以下のコマンドを使用します。

 CORBAサービス資源(インタフェースリポジトリ以外)のバックアップ:
  /opt/FSUNod/bin/odbkup
 インタフェースリポジトリ環境情報ファイルのバックアップ:
  /opt/FSUNod/bin/irbkup
 インタフェースリポジトリデータファイルのバックアップ:
  /opt/FSUNod/bin/obfbkup

 資源のバックアップコマンドは、CORBAサービスが停止している状態で実行する必要があります。

V3環境のバックアップ方法

 バックアップ先パスが/V3Backupの場合の操作例を以下に示します。

  1. バックアップ用ディレクトリを作成します。
     mkdir /V3Backup
  2. odbkupコマンドを実行して、インタフェースリポジトリ以外の資源ファイルをバックアップします。
     odbkup /V3Backup
  3. irbkupコマンドを実行して、インタフェースリポジトリ環境情報ファイルをバックアップします。
     irbkup /V3Backup
  4. obfbkupコマンドを実行して、インタフェースリポジトリデータファイルをバックアップします。
     obfbkup /V3Backup
  5. CORBAサービスの環境情報が格納されたファイルをバックアップします(Interstage V3.1のみ)。
    • isinitコマンドで初期設定を行った場合:
       cp /opt/FSUNtd/var/iscom/isei_odenvfile /V3backup
       mv /V3Backup/isei_odenvfile /V3Backup/odenvfile
    • CORBAサービス初期設定コマンド(odadmin)で初期設定を行った場合:
       cp /opt/FSUNod/var/odenvfile /V3Backup

V7.0環境のリストアコマンド

 CORBAサービス資源のリストアでは、以下のコマンドを使用します。

 /opt/FSUNod/bin/odrestoresys

 odrestoresysコマンドは、CORBAサービスが停止している状態で実行する必要があります。

V7.0環境のリストア方法

 バックアップ先パスが/V3Backupの場合の操作例を以下に示します。

odrestoresysコマンドを実行して、CORBAサービス資源ファイルをリストアします。
  odrestoresys -r -v3 /V3Backup


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