4.17.2 移行作業

Interstage Application Server 移行ガイド

目次索引

第4章 Interstage Application Server V5からの移行

> 4.17 ポータル機能の移行

4.17.2 移行作業

■Interstage V5.1のアンインストールとInterstage V7.0のインストール

Interstage Application Server V5.1をアンインストールします。
Interstage Application Server V7.0をインストールします。

■ポータル機能 V7.0のセットアップ

　インストールガイドのセットアップ手順に従って、ポータル機能 V7.0をセットアップします。

　正常にセットアップが終了したら、ワークユニット(PortalServer)を起動させます。正常に起動することが確認できたらワークユニット(PortalServer)を停止させます。

■退避資源の復元

　退避した資源を以下の手順に従って復元していきます。

退避したリポジトリの資源を退避領域より復元します。
以下のようなシェルスクリプトをポータル機能インストールディレクトリ配下のbinに作成して実行をしてください。ファイル名は任意です。

call <ポータル機能インストールディレクトリ>\bin\pwcommon.bat
echo %CLASSPATH%
%JAVA% -DPW_HOME_DIR=%PW_HOME_DIR% com.fujitsu.portalworks.brickfront.tool.repository.PWRepositoryRestore %1

#!/bin/sh
PW_HOME_DIR=<ポータル機能インストールディレクトリ>
. /opt/FJSVispw/bin/pwcommon.sh
echo $CLASSPATH
$JAVA -DPW_HOME_DIR=$PW_HOME_DIR com.fujitsu.portalworks.brickfront.tool.repository.PWRepositoryRestore $1

作成したシェルを実行する時の第一引数には退避先のディレクトリを指定してください。

V7.0へ移行する前に退避した資源を復元してください。
復元リスト

復元元	復元先
<退避ディレクトリ>/mediator 配下すべて	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/mediator 配下
<退避ディレクトリ>/scenario 配下すべて	<V7.0 J2EE共通ディレクトリ>/ijserver/PortalServer/apps/portalworks.war/scenario 配下 <V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/PortalServer/apps/portalworks.war/scenario 配下
<退避ディレクトリ>/image/presentation 配下すべて	<V7.0 J2EE共通ディレクトリ>/ijserver/PortalServer/apps/portalworks.war/image/presentation 配下 <V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/PortalServer/apps/portalworks.war/image/presentation 配下
<退避ディレクトリ>/jsp/presentation/customize.xml	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/conf 配下
<退避ディレクトリ>/jsp/presentation/customize2.xml	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/conf 配下
<退避ディレクトリ>/conf/default-sheet.xml	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/conf 配下
<退避ディレクトリ>/conf/guest-style.xml	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/conf 配下
<退避ディレクトリ>/conf/logon-sheet.xml	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/conf 配下
<退避ディレクトリ>/conf/logon-style.xml	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/conf 配下
<退避ディレクトリ>/usp/web/webusp.xml	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/usp/web 配下
<退避ディレクトリ>/usp/s2k/s2kusp.xml	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/usp/s2k 配下

サンプルを使用していた場合、以下のファイルの復元してください。

<退避ディレクトリ>/PWDocs/pesample1.html	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/PWDocs 配下
<退避ディレクトリ>/PWDocs/pe1.gif	<V7.0ポータル機能インストールディレクトリ>/PWDocs 配下

最後にポータル機能のコンテキストパス配下にオリジナルのイメージファイルやHTMLドキュメントを退避した場合はそれらを環境に応じて適切に復元してください。
以下のaddDATAファイルを/opt/FJSVispw/WEB-INF/confにコピーしてください。
/etc/opt/FJSVispw/conf/51/addDATA
フレームワークサンプルを表示していた場合、サンプルアプリケーションとフレームワークのインストールをし、サンプル統合環境の実行が必要になります。
インストール後にポータル機能の運用管理コンソールからサービスの再登録を行ってください。サービスの登録手順は以下のとおりです。
- 運用管理コンソールの[サービス]メニューから[別名変更/参照/削除]を選択します。
- [別名変更/参照/削除]画面で、[別名一覧]のリストから[sample2]を選択し、[設定パラメータ]に以下のURLを指定して再登録します。
  http://ホスト名:ポート番号/meetingroom/main.jsp
WebUSP経由でTeamWARE Officeと連携していた場合は、移行を行った後に必要な設定を再度行ってください。設定方法については“Interstage Application Server 使用上の注意”の“WebUSP経由でTeamWARE Office との連携を行う場合”を参照してください。
サーブレットコンテキストパスを変更していた場合は、移行を行った後に必要な設定を再度行ってください。設定方法については“Interstage Portalworks 管理者ガイド”の“C.3 サーブレットコンテキストパスの変更について”を参照してください。
"director"サーブレット名を変更していた場合は、移行を行った後に必要な設定を再度行ってください。設定方法については“Interstage Portalworks 管理者ガイド”の“C.4 "director"サーブレット名の変更について”を参照してください。
運用管理ポート番号を変更していた場合は、移行を行った後に必要な設定を再度行ってください。設定方法については“Interstage Portalworks 管理者ガイド”の“C.5 運用管理ポート番号の変更について”を参照してください。

■ポータル機能 V7.0の起動

　以上の作業が終わりましたら、ワークユニット(PortalServer)を起動して正常に移行が終了したかを確認してください。

目次索引