Interstage Application Server 移行ガイド
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第4章 Interstage Application Server V5からの移行> 4.6 SOAPサービスの移行

4.6.6 CORBA/SOAPゲートウェイの移行

 以下の条件に該当するInterstage Application Server V5.1以降のCORBA/SOAPゲートウェイを移行する場合、下記の対処方法を実施してください。

−条件

 下記の条件に該当するCORBAの構造体型/例外型、または、EJBアプリケーションのクラス型/例外型を、SOAPで送信または受信している場合。

 例1)CORBAの構造体型の場合(IDL)

module xxxModule {
    struct xxxStruct {
          long    aParam; /*1文字目が小文字であり、2文字目が大文字*/
    };
 };

 例2)EJBアプリケーションのクラス型の場合(Java)

public class xxxData implements java.io.Serializable {
   public String aParam; /*1文字目が小文字であり、2文字目が大文字*/
}

−対処方法

V7.0でEJBアプリケーションを再配備またはIDLコンパイルにおいてCORBA/SOAPゲートウェイを再生成した場合、SOAPのインタフェース上で該当するメンバ名が移行前と異なったメンバ名で生成されます。再配備または再生成/再IDLコンパイルを行う場合は、下記のA)またはB)のいずれかの方法にて対処してください。

(A) 該当のCORBA/SOAPゲートウェイのSOAP通信先で該当のメンバ名を修正します。
  SOAPの通信先で該当する構造体のメンバ名の1文字目を大文字として処理しているかを確認し、該当する場合は1文字目を小文字として処理するように修正します(ex. AParam → aParam)。

または

(B) 再配備または再生成/ IDLコンパイルの前に、IDL上(CORBA)またはJava上(EJB)の該当のメンバ名を以下のように変更します。
  EJBアプリケーションを再配備またはCORBA/SOAPゲートウェイの再生成およびIDLコンパイルを行う前に、IDL上(CORBA)またはJava上(EJB)のメンバ名の1文字目を大文字に変更します。(ex. aParam → AParam)。


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