Interstage Application Server トラブルシューティング集
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第4章 Interstage管理コンソール・運用操作ツール操作中の異常

4.7 その他の異常

Interstageの構成変更を実行した際に、ワークユニットの起動および停止メッセージが出力される。

 Interstage管理コンソールの[システム]>[環境設定]画面においてトランザクションサービス(OTS)の設定を変更した場合、構成変更の処理中に一時的にInterstageが起動されます。この際、自動起動を設定したワークユニットが一時的に起動されるためにメッセージが出力されています。
 構成変更時に起動されたInterstageおよびワークユニットは、構成変更の完了時に停止します。

Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [ワークユニット名] > [配備]で、「配備」ボタンを押下後、配備が完了する前にセションタイムアウトが発生する。

 本現象が発生した場合には、セションタイムアウト時間の設定を変更後、再度実施してください。Interstage管理コンソールのセションタイムアウト時間を変更する場合は、以下の手順で行います。

  1. Interstage管理コンソールのセションタイムアウト時間は、以下のファイルで設定します。

    [Interstageインストールフォルダ]\gui\isAdmin\WEB-INF\web.xml

  2. 上記ファイルの<session-timeout>タグに設定した値で設定します。単位は分で、指定可能な範囲は0〜35791394です。タグを省略した場合は、30が設定されます。0または負の値を記述した時にはタイムアウトしません。

    <session-config>
      <session-timeout>30</session-timeout>
    </session-config>

  3. Interstage JServlet(OperationManagement)サービスを再起動します。

  1. Interstage管理コンソールのセションタイムアウト時間は、以下のファイルで設定します。

    /opt/FJSVisgui/isadmin/WEB-INF/web.xml

  2. 上記ファイルの<session-timeout>タグに設定した値で設定します。単位は分で、指定可能な範囲は0〜35791394です。タグを省略した場合は、30が設定されます。0または負の値を記述した時にはタイムアウトしません。

    <session-config>
      <session-timeout>30</session-timeout>
    </session-config>

  3. 以下のコマンドを実行して、Interstage JServlet (OperationManagement)を再起動します。

    /opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop
    /opt/FJSVjs2su/bin/jssvstart

Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [ワークユニット名] > [配備]で、「配備」ボタンを押下後、Interstage管理コンソール上にメッセージ「IS: 情報: is40201: 配備処理が完了しました(ファイル名=%s)」が表示されているが、Webブラウザのステータスバーに「配備処理中です。しばらくお待ちください。」の文字が表示された状態となる場合がある。

 本現象が発生した場合には、配備処理は完了しているため次操作を行っても影響ありません。

Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [ワークユニット名] > [配備]で、ネットワークドライブ上のファイルを指定して「配備」ボタンを押下すると配備処理に失敗する。

  1. エラーメッセージとして「IS: エラー: is40210: 指定されたファイルが見つかりません(ファイル名=%s)」が出力された場合には、配備対象ファイルの存在先として管理サーバを選択し、ネットワークドライブ上のファイルを指定した可能性があります。管理サーバ上にあるファイルを指定して再度実施してください。
  2. エラーメッセージとして「IS: エラー: is21106:指定された配備ファイルが存在しません: 配備ファイルの正しいパスを指定してください ファイル=%s」が出力された場合には、配備対象ファイルの存在先として管理対象サーバを選択し、ネットワークドライブ上のファイルを指定した可能性があります。管理対象サーバ上にあるファイルを指定して再度実施してください。

Interstage管理コンソールが無応答状態になるか画面右下に「IS: エラー: is20711:通信エラーが発生しました エラー情報=%s」のメッセージが出力された場合、操作している画面が正しく表示されない場合がある。

 管理対象サーバでメモリ不足が発生している可能性があります。しばらくしてから再度処理を実行してください。本現象が頻繁に出力される場合は、“チューニングガイド”を参考に、Interstageを運用するために必要となるメモリ量を再見積りし、メモリが十分に用意されているか確認してください。Interstageの必要とするメモリ量に対して、メモリが十分に用意されている場合には、同一マシン上で運用している他のアプリケーションについても再見積りを実施し、メモリ量が適当か調査してください。再見積りの結果、メモリ量が不足していることが確認された場合には、メインメモリの増設またはスワップ領域の拡張を行ってください。

Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [ワークユニット名] > [配備]および、[リソース] > [connector] > [配備]で、「配備」ボタンを押下後、Interstage管理コンソール上にisAdmin Errorが表示される。

 Interstageをインストールしているサーバのテンポラリディレクトリのあるディスク容量が不足している可能性があります。不要なファイルを削除してディスクの空き容量を増やした後、再度処理を実行してください。

Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [ワークユニット名] > [配備]で、配備ファイル入力後に[配備]ボタン、[リセット]ボタン、詳細設定[表示]をクリックすると「Webページに問題がある旨のダイアログが表示される」あるいは、「ブラウザのステータスバーにページでエラーが発生した旨が表示される」あるいは、「なにも動作しない」となる。

 本現象となる場合は、配備ファイルに指定された値がWebブラウザにより不正と判断された可能性があります。以下のいずれかの対処を行ってください。

Interstage管理コンソールのリンク画面からツールが起動できない。

 以下の条件の場合に、Interstage管理コンソールのツールノードからリンクされているツールが起動されない。

【条件1】

 1. Interstage管理コンソールの操作端末にWindows(R) XPを利用している。かつ
 2. Windows(R) XPにSP2以降を適用している。かつ
 3. Internet Explorerを利用している。かつ
 4. Internet Explorerのポップアップブロック機能を有効にしている。かつ
 5. [システム] > [ツール] > [リンク] で表示されているツール名をクリックした場合

【対処】

 この場合、Internet Explorerの[ツール]の[ポップアップブロック]で[ポップアップブロックを無効にする]を選択し、一時的にポップアップ画面を有効にしてツールを起動してください。

【条件2】

 1. Netscape(R) Communicator 7.1を利用している。かつ
 2. Netscape(R) Communicatorで[編集]>[設定]をクリックする。かつ
 3. 設定画面より、[プライバシーとセキュリティ]>[ポップアップウィンドウ]をクリックする。
 4. 要求していないポップアップウィンドウをブロックにチェックする。かつ
 5. [システム] > [ツール] > [リンク] で表示されているツール名をクリックした場合

【対処】

 この場合、Netscape(R) Communicatorの[設定]の[プライバシーとセキュリティ]>[ポップアップウィンドウ]で[要求していないポップアップウィンドウをブロック]のチェックを解除してブラウザを起動してください。

Interstage管理コンソールから操作を行うとエラーが発生する

 Interstage管理コンソールを使用して操作を行った場合に、その操作が想定外のエラーとなった場合には、以下の操作を行った後、Interstage JMXサービス(Windows版ではInterstage Operation Toolサービス)などのサービスを再起動していない可能性があります。

 上記の条件に該当する場合には、以下のサービスを再起動してから、再度、同様の操作を実行してください。

Interstage管理コンソールに日本語と英語のメッセージが混在して表示される

 本現象となる場合は、Interstage Application Serverの起動時に指定している環境変数"LANG"の設定が、サービスごとに統一されていない可能性があります。
 以下の起動コマンドの実行時に指定している環境変数"LANG"が、Interstage管理コンソールに表示したいメッセージの言語(日本語/英語)と一致しているかを確認してください。一致していない場合は、環境変数"LANG"を一致させた上で、そのサービスを再起動してください。

Interstage運用操作ツールのカスタムセットアップで表示されるCorba Port Numberの値と実際に運用されているCORBAサービスのポート番号が異なる

 本現象は、手動でCORBAサービスの動作環境ファイルの“config”を手動でカストマイズした場合です。
 Interstage運用操作ツールのカスタムセットアップでは、Interstage動作環境定義に対してのカストマイズを行うことができるため、本仕様となっています。

Windows(R) 2000上でInterstageを運用する場合の注意事項

 Interstage運用操作ツールを使用して、Windows(R) 2000上でInterstageの運用操作を行う場合、システムのロケールの設定値を“日本語”に設定してください。

Interstage運用操作ツールを前バージョンから上書きインストールを実施したところ、ブラウザ画面のファイルが前バージョンのものと混在して表示される。

 本現象は、Webブラウザのキャッシュファイルの設定が原因です。
 Webブラウザの設定によりキャッシュファイル(一時ファイル)を削除するか、保存しているページとの最新比較を行うように設定してください。


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