Interstage Application Server メッセージ集 |
目次 |
第4部 ログファイルに出力されるメッセージ | > 第49章 イベントサービスが出力するメッセージ |
イベントサービスのログメッセージは、以下のファイルに採取されます。
(インストールパスはデフォルト)
C:\Interstage\ESWIN\var\ESLOG.log |
(インストールパスはデフォルト)
/var/opt/FJSVes/ESLOG.log |
/var/opt/FJSVes/ESLOG.log |
出力されるログの形式は、次のとおりです。
YYYY.MM.DD HH:MM:SS(nnn) ログ本文 |
ノーティフィケーションサービス上に構築されたInterstage JMSがメッセージセレクタ機能を使用した場合にもイベントサービスのログに出力されます。
IPv6環境で運用している場合、ログ本文に出力されるIPv4クライアントのIPアドレスはIPv4射影アドレスとして出力されます(例:“::ffff:10.34.169.155”)。IPv6環境で運用する設定については、“チューニングガイド”の“Interstageのチューニング”−“IPv6環境での運用について”、および“CORBAサービスの動作環境ファイル”−“config”(IP-versionパラメタ)を参照してください。
Event data not queuing (queuing maxvalue over)
group = %s1, channel = %s2, push supplier IP = %s3
[可変情報]
%s1:グループ名
%s2:イベントチャネル名
%s3:イベントデータを送信したサプライヤのIPアドレス
[意味]
イベントデータ数が蓄積できる最大値に達したため、イベントチャネルにイベントデータが蓄積されませんでした。
[ユーザの対処]
イベントデータを受信していないコンシューマが存在するため、イベントデータがイベントチャネルに蓄積されている可能性があります。イベントデータを受信していないコンシューマが存在しないかを確認し、イベントチャネルに蓄積できるイベントデータの最大値を確認してください。
Event data not queuing (consumer not connected)
group = %s1, channel = %s2, push supplier IP = %s3
[可変情報]
%s1:グループ名
%s2:イベントチャネル名
%s3:イベントデータを送信したサプライヤのIPアドレス
[意味]
イベントチャネルに接続しているコンシューマが存在しなかったため、イベントデータが蓄積されませんでした。
[ユーザの対処]
イベントチャネルにコンシューマが接続している状態でイベント通信を行ってください。
Event data removed (time over):group = %s1, channel = %s2, supplier IP = %s3
[可変情報]
%s1:グループ名
%s2:イベントチャネル名
%s3:削除されたイベントデータを送信したサプライヤのIPアドレス
[意味]
イベントデータの生存時間を超えたため、イベントデータがイベントチャネルから削除されました。
[ユーザの対処]
イベントデータを受信していないコンシューマが存在するため、イベントデータがイベントチャネルに蓄積されたままとなり、生存時間を超えた可能性があります。イベントデータを受信していないコンシューマが存在しないかを確認し、イベントデータの生存時間を確認してください。
group = %s1, channel = %s2, unreceived consumer IP = %s3
group = %s1, channel = %s2, unreceived consumer count = %s4
[可変情報]
%s1:グループ名
%s2:イベントチャネル名
%s3:イベントデータを受信していないコンシューマのIPアドレス(受信していないコンシューマの数だけ出力されます)
%s4:イベントデータを受信していないコンシューマ数
[意味]
生存時間を超えたために削除されたイベントデータを受信していないコンシューマのIPアドレスと、受信していないコンシューマ数を出力します。loglevelに"2"以上の値を指定した場合に出力されます。
data size = %s1, dump size = %s2
string data = %s3
[可変情報]
%s1:イベントデータのサイズ
%s2:ログに出力したサイズ
%s3:送信データの内容
[意味]
以下の事象が発生した場合にイベントデータの内容を出力します。loglevelに"3"を指定した場合に出力されます。
Environmental definition of the EventService, the limit was exceeded (%s1)
group = %s2, channel = %s3
[可変情報]
%s1:オプション名
%s2:グループ名
%s3:イベントチャネル名
[意味]
イベントサービスの構成情報の上限を超えました。
[ユーザの対処]
essetcnfコマンドのオプション%s1を使用してイベントサービスの構成情報を設定する場合、そのオプションの指定範囲内の値を指定してください。
push error occurred(exception=%s1)
group = %s2, channel = %s3, push supplier IP = %s4
push consumer IP = %s5
[可変情報]
%s1:CORBAサービスから通知された例外情報
%s2:グループ名
%s3:イベントチャネル名
%s4:イベントデータを送信したサプライヤのIPアドレス
%s5:イベントデータの受信に失敗したコンシューマのIPアドレス
[意味]
Pushモデルで、コンシューマへのデータ送信に失敗しました。
[ユーザの対処]
例外情報を参照し、送信に失敗した原因を取り除いて、再度通信してください。
send_multiple_requests_deferred error occurred(exception=%s1)
[可変情報]
%s1:CORBAサービスから通知された例外情報
[意味]
Pushモデルで、コンシューマへのデータ送信に失敗しました。
[ユーザの対処]
例外情報を参照し、送信に失敗した原因を取り除いて、再度通信してください。
push response error(exception=%s1)
[可変情報]
%s1:CORBAサービスから通知された例外情報
[意味]
Pushモデルで、コンシューマへのデータ送信に失敗しました。
[ユーザの対処]
例外情報を参照し、送信に失敗した原因を取り除いて、再度通信してください。
pull error occurred(exception=%s1)
group = %s2, channel = %s3, pull supplier IP = %s4
[可変情報]
%s1:CORBAサービスから通知された例外情報
%s2:グループ名
%s3:イベントチャネル名
%s4:イベントデータの取得に失敗したサプライヤのIPアドレス
[意味]
Pullモデルで、サプライヤからのデータ取得に失敗しました。
[ユーザの対処]
例外情報を参照し、送信に失敗した原因を取り除いて、再度通信してください。
try_pull error occurred(exception=%s1)
group = %s2, channel = %s3, pull supplier IP = %s4
[可変情報]
%s1:CORBAサービスから通知された例外情報
%s2:グループ名
%s3:イベントチャネル名
%s4:イベントデータの取得に失敗したサプライヤのIPアドレス
[意味]
Pullモデルで、サプライヤからのデータ取得に失敗しました。
[ユーザの対処]
例外情報を参照し、送信に失敗した原因を取り除いて、再度通信してください。
Internal error occurred. %s1, %s2
[可変情報]
%s1:エラー箇所
%s2:詳細コード
[意味]
内部矛盾が発生しました。
[ユーザの対処]
内部矛盾が発生したため、エラー箇所、詳細コードを控えた上で、システム管理者に連絡してください。
Enough memory is not available. %s1
[可変情報]
%s1:詳細コード
[意味]
メモリが不足しています。
[ユーザの対処]
不要なプログラムを終了させてください。
System function call error occurred. :Function = %s1 errno = %s2
[可変情報]
%s1:関数名
%s2:Windows(R) APIのエラー番号
%s2:システムコールのエラー番号
[意味]
システムエラーが発生しました。
[ユーザの対処]
システムエラーが発生したため、関数名、詳細コードを控えた上で、システム管理者に連絡してください。
EventFactory process create error(%s1)
[可変情報]
%s1:詳細コード
[意味]
EventFactoryでチャネルプロセスの起動に失敗しました。
[ユーザの対処]
プロセスの起動に失敗しました。再度起動してください。
Event data removed (queuing maxvalue over)
group = %s1, channel = %s2, supplier IP = %s3
[可変情報]
%s1:グループ名
%s2:イベントチャネル名
%s3:イベントデータを送信したサプライヤのIPアドレス
[意味]
イベントデータ数が蓄積できる最大値に達したため、すでに蓄積されていたイベントデータが削除されました。
[ユーザの対処]
イベントデータを受け取っていないコンシューマが存在するため、イベントデータがイベントチャネルに蓄積されている可能性があります。イベントデータを受け取っていないコンシューマが存在しないかを確認し、イベントチャネルに蓄積できるイベントデータの最大値を確認してください。
[可変情報]
%s1:メソッド名
%s2:通知する例外
%s3:マイナーコード
%s4:グループ名
%s5:イベントチャネル名
%s6:例外を通知するアプリケーションのIPアドレス
%s7:プロセスID
%s8:内部コード
[意味]
イベントチャネルがアプリケーションへ例外を通知しました。
[ユーザの対処]
イベントチャネルがアプリケーションへ通知した例外に対して、適切な対処を行ってください。
なお、通知する例外かつマイナーコードが表示されないメッセージは内部情報であり、アプリケーションへは例外を通知していないため、問題ありません。
pull timeout occurred : method = %s1 group = %s2, channel = %s3, ClientIP = %s4 pid = %s5
[可変情報]
%s1:メソッド名
%s2:グループ名
%s3:イベントチャネル名
%s4:例外を通知するアプリケーションのIPアドレス
%s5:プロセスID
[意味]
イベントデータを一定時間受信していないため、チャネルがアプリケーションへ例外を通知しました。
proxy object was automatically disconnected : group = %s1, channel = %s2, ClientIP = %s3 pid = %s4
[可変情報]
%s1:グループ名
%s2:イベントチャネル名
%s3:例外を通知するアプリケーションのIPアドレス
%s4:プロセスID
[意味]
以下の原因により、接続情報を自動的に切断しました。
[ユーザの対処]
アプリケーション異常終了、またはネットワーク異常の原因を調査してください。
Event data was automatically rollbacked : group = %s1, channel = %s2, ClientIP = %s3 pid = %s4
[可変情報]
%s1:グループ名
%s2:イベントチャネル名
%s3:例外を通知するアプリケーションのIPアドレス
%s4:プロセスID
[意味]
以下の原因により、アプリケーションがpullしたイベントデータをロールバックして復旧しました。
[ユーザの対処]
アプリケーション異常終了、またはネットワーク異常の原因を調査してください。
[可変情報]
%s1:イベントチャネルの蓄積データ数
%s2:最大蓄積データ数
%s3:監視蓄積データ数
%s4:自動閉塞解除データ数
%s5:監視再開蓄積データ数
%s6:グループ名
%s7:イベントチャネル名
%s8:イベントチャネルグループのプロセスID
[意味]
イベントチャネルの蓄積データ数%s1が、監視蓄積データ数%s3となりました。
[ユーザの対処]
本メッセージが頻繁に出力される場合には、イベントチャネルの定義を確認してください。イベントチャネルの定義を変更した場合は、イベントチャネルを再起動してください。
[可変情報]
%s1:イベントチャネルの蓄積データ数
%s2:最大蓄積データ数
%s3:監視蓄積データ数
%s4:自動閉塞解除データ数
%s5:監視再開蓄積データ数
%s6:グループ名
%s7:イベントチャネル名
%s8:イベントチャネルグループのプロセスID
[意味]
イベントチャネルの蓄積データ数%s1が、監視再開蓄積データ数%s5となりました。
[ユーザの対処]
本メッセージが頻繁に出力される場合には、イベントチャネルの定義を確認してください。イベントチャネルの定義を変更した場合は、イベントチャネルを再起動してください。
[可変情報]
%s1:イベントチャネルの蓄積データ数
%s2:最大蓄積データ数
%s3:監視蓄積データ数
%s4:自動閉塞解除データ数
%s5:監視再開蓄積データ数
%s6:グループ名
%s7:イベントチャネル名
%s8:イベントチャネルグループのプロセスID
[意味]
イベントチャネルの蓄積データ数%s1が、イベントデータの生存時間超過により、監視再開蓄積データ数%s5となりました。
[ユーザの対処]
本メッセージが頻繁に出力される場合には、イベントチャネルの定義を確認してください。イベントチャネルの定義を変更した場合は、イベントチャネルを再起動してください。
[可変情報]
%s1:イベントチャネルの蓄積データ数
%s2:トランザクション内のデータ数(beginからcommitまでのpush数)
%s3:最大蓄積データ数
%s4:監視蓄積データ数
%s5:自動閉塞解除データ数
%s6:監視再開蓄積データ数
%s7:グループ名
%s8:イベントチャネル名
%s9:イベントチャネルグループのプロセスID
[意味]
イベントチャネルが自動閉塞に成功しました。
[ユーザの対処]
本メッセージが頻繁に出力される場合には、イベントチャネルの定義を確認してください。イベントチャネルの定義を変更した場合は、イベントチャネルを再起動してください。
[可変情報]
%s1:イベントチャネルの蓄積データ数
%s2:最大蓄積データ数
%s3:監視蓄積データ数
%s4:自動閉塞解除データ数
%s5:監視再開蓄積データ数
%s6:グループ名
%s7:イベントチャネル名
%s8:イベントチャネルグループのプロセスID
[意味]
イベントチャネルの閉塞に成功しました。コマンドにより閉塞が指定されました。
[可変情報]
%s1:イベントチャネルの蓄積データ数
%s2:最大蓄積データ数
%s3:監視蓄積データ数
%s4:自動閉塞解除データ数
%s5:監視再開蓄積データ数
%s6:グループ名
%s7:イベントチャネル名
%s8:イベントチャネルグループのプロセスID
[意味]
イベントチャネルの自動閉塞が解除されました。
[ユーザの対処]
本メッセージが頻繁に出力される場合には、イベントチャネルの以下のいずれかの定義を確認して、対処を行ってください。なお、イベントチャネルの定義を変更した場合は、イベントチャネルを再起動してください。
[可変情報]
%s1:イベントチャネルの蓄積データ数
%s2:最大蓄積データ数
%s3:監視蓄積データ数
%s4:自動閉塞解除データ数
%s5:監視再開蓄積データ数
%s6:グループ名
%s7:イベントチャネル名
%s8:イベントチャネルグループのプロセスID
[意味]
イベントデータの生存時間超過により、イベントチャネルの閉塞解除に成功しました。
[ユーザの対処]
本メッセージが頻繁に出力される場合には、イベントチャネルの以下のいずれかの定義を確認して、対処を行ってください。なお、イベントチャネルの定義を変更した場合は、イベントチャネルを再起動してください。
[可変情報]
%s1:イベントチャネルの蓄積データ数
%s2:最大蓄積データ数
%s3:監視蓄積データ数
%s4:自動閉塞解除データ数
%s5:監視再開蓄積データ数
%s6:グループ名
%s7:イベントチャネル名
%s8:イベントチャネルグループのプロセスID
[意味]
イベントチャネルの閉塞解除に成功しました。コマンドにより閉塞解除が指定されました。
selector error = [%s1], group = %s2, channel = %s3, IP = %s4
[可変情報]
%s1:セレクタ文
%s2:グループ名
%s3:イベントチャネル名
%s4:セレクタ文を送信したJMSアプリケーションのIPアドレス
[意味]
指定したセレクタ文に構文エラーが発生したため、セレクタ文の登録に失敗しました。
[ユーザの対処]
正しいセレクタ文を指定してください。
エラーの理由については、本ログメッセージの下に出力されたログメッセージにより対処してください。
selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '<'.
[意味]
比較演算条件"<"の右辺に文字列型リテラルを指定できません。
[ユーザの対処]
比較演算条件"<"の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定してください。
selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '>'.
[意味]
比較演算条件">"の右辺に文字列型リテラルを指定できません。
[ユーザの対処]
比較演算条件">"の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定してください。
selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '<='.
[意味]
比較演算条件"<="の右辺に文字列型リテラルを指定できません。
[ユーザの対処]
比較演算条件"<="の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定してください。
selector error : reason = String literals can not be specified to be comparison operator '>='.
[意味]
比較演算条件">="の右辺に文字列型リテラルを指定できません。
[ユーザの対処]
比較演算条件">="の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定してください。
[意味]
文字列型リテラルを指定する場合は、シングルクォートで囲む必要があります。
[ユーザの対処]
文字列型リテラルを指定する場合は、シングルクォートで囲こんでください。
selector error : reason = String literals can not be specified to be BETWEEN logical operator.
[意味]
BETWEEN条件式の右辺には、文字列型リテラルを指定できません。
[ユーザの対処]
BETWEEN条件式の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定してください。
selector error : reason = Numeric values can not be specified to be LIKE comparison operator.
[意味]
LIKE条件式の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定できません。
[ユーザの対処]
LIKE条件式の右辺には、文字列型リテラルを指定してください。
selector error : reason = Numeric values can not be specified to be IN comparison operator.
[意味]
IN条件式の右辺には、完全数値リテラルまたは近似数値リテラルを指定できません。
[ユーザの対処]
IN条件式の右辺には、文字列型リテラルを指定してください。
selector error : reason = The number of string literal exceeded maximum(256).
[意味]
IN条件式の文字列型リテラルのリスト数が最大値(256)を超過しました。
[ユーザの対処]
IN条件式の文字列型リテラルのリストには、最大値(256)以下のリストを指定してください。
selector error : reason = The sum of identifiers and string literals exceeded maximum(512).
[意味]
条件式内に指定できる識別子と文字列型リテラルの合計の最大値(512)を超過しました。
[ユーザの対処]
条件式内に指定する識別子と文字列型リテラルの合計を最大値(512)以下にして指定してください。
[意味]
セレクタ文にJMSDestination,JMSExpiration,JMSRedelivered,JMSReplyTo,JMSCorrelationIDAsBytesを指定することはできません。
[ユーザの対処]
セレクタ文にJMSDestination,JMSExpiration,JMSRedelivered,JMSReplyTo,JMSCorrelationIDAsBytesを指定しないようにしてください。
selector error : reason = A numerical value cannot be divided by zero.
[意味]
割り算で0で割ることはできません。
[ユーザの対処]
割り算で0で割ることはしないでください。
selector error : reason = Syntax error
selector error : reason = syntax error
[意味]
セレクタ文の文法に誤りがあります。
[ユーザの対処]
セレクタ文を正しい文法に修正してください。
selector error : reason = Message selector sentence exceeded maximum(4096).
[意味]
セレクタ文字列の長さが最大値(4096)を超過しました。
[ユーザの対処]
セレクタ文字列の長さを最大値(4096)以下で指定してください。
selector error : reason = Unterminated string
[意味]
文字列型リテラルがシングルクォートで完了していません。
[ユーザの対処]
文字列型リテラルをシングルクォートで完了するようにしてください。
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