Interstage Application Server メッセージ集 |
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第4部 ログファイルに出力されるメッセージ | > 第43章 J2EE使用時に出力される例外情報 | > 43.2 java.langで始まる例外情報 |
java.lang.NoClassDefFoundError
[意味]
NoClassDefFoundErrorは、通常のメソッド呼出し、あるいはnew式を使った新しいインスタンスの生成でJava VMまたはクラスローダがクラス定義をロードしようとしたとき、クラス定義が見つからない場合にスローされるものです。
現在実行中のクラスをコンパイルする時点では存在していましたが、その後見つからなくなっている場合などがあります。
[ユーザの対処]
また、IJServerの「クラスローダの分離」の設定によっては、モジュール間で参照ができない場合があります。“J2EEユーザーズガイド”の“J2EEアプリケーションの設計”の“クラスローダの分離”参照し、アプリケーションの構成あるいはクラスローダの分離に誤りがないか確認してください。
java.lang.NoClassDefFoundError: "%s"
または
java.lang.NoClassDefFoundError: NullPointerException
[可変情報]
%s = アプリケーションが利用しているクラス名
[意味]
アプリケーションの動作環境の設定に誤りがあります。
[ユーザの対処]
J2EEアプリケーションクライアントの場合は、以下も確認してください。
java.lang.NoClassDefFoundError: javax/ejb/EJBObjectまたは
java.lang.NoClassDefFoundError: javax/naming/NamingException
[ユーザの対処]
Interstageがインストールされているサーバマシン上でクライアントアプリケーションを動作させている場合、Interstage Application Server、またはJava実行環境(Linuxの場合)でインストールしたjavaコマンドを使用しているか確認してください。
また、クライアントの環境が正しく設定されているか確認してください。クライアントの環境設定についての詳細は、“J2EEユーザーズガイド”の“JNDI"-“各種オブジェクトを参照する場合の環境設定”-“EJBを参照する場合の環境設定”を参照してください。
java.lang.NoClassDefFoundError: javax/naming/InitialContext
[ユーザの対処]
EJBサービスのクライアントがインストールされ、正しく設定されていることを確認してください。
java.lang.NoClassDefFoundError: “クライアントが利用しているクラス名”または
NullPointerException(注1)
[ユーザの対処]
以下についてそれぞれ確認してください。
また、EJBアプリケーションでJavaアプレットの異常が発生し、Javaコンソールに上記の例外が出力した場合は、以下について確認してください。
注1)
当現象は以下の場合に発生することがあります。
java.lang.NoClassDefFoundError: org/omg/CORBA/ORB
[意味]
CORBAサービス、またはCORBAサービスクライアントがインストールされていない、または正しく設定されていません。
[ユーザの対処]
CORBAサービス、またはCORBAサービスクライアントがインストールされ、正しく設定されていることを確認してください。
java.lang.NoClassDefFoundError: com/fujitsu/interstage/jms
[意味]
JMSの動作環境の設定に誤りがあります。
[ユーザの対処]
必要な製品が正しくインストールされ、環境変数CLASSPATHが正しく設定されていることを確認してください。環境変数については、“J2EEユーザーズガイド”の“JMSアプリケーション運用マシンの環境設定”を参照してください。
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