Interstage Application Server メッセージ集
|
目次
|
38.5.12 Can't contact LDAP server
Can't contact LDAP server
[LDAPエラーコードシンボル]
LDAP_SERVER_DOWN
[意味]
リポジトリとの通信ができません。
[ユーザの対処]
以下の対処を実施後、再度実行してください。
- コマンドのオプションの指定方法に誤りがないか確認してください。
- 接続先のホスト名やポート番号に誤りがないか確認してください。
- リポジトリが起動されているか、Interstage管理コンソールを利用して確認してください。
- リポジトリが停止状態の場合は、リポジトリを起動してください。
- リポジトリが起動状態の場合は、リポジトリをいったん停止し、再度起動してください。
- リポジトリが不定状態の場合は、いったん停止して、起動してください。
- リポジトリのSSLポート番号に接続する場合、-Zオプションを指定していることを確認してください。-Zオプションを指定していない場合は、-ZオプションでSSL環境定義ファイルを指定して、コマンドを再実行してください。
- ネットワークの環境(例:hostsファイルの設定、使用するDNSサーバ/DHCPサーバの指定、使用するDNSサーバ/DHCPサーバ自体の設定)に誤りがある場合は、ネットワーク管理者などに連絡のうえ、ネットワークの環境を見直し、再設定してください。
- Smart Repositoryが動作するために必要な、物理メモリの容量が不足している可能性があります。不要なプログラムを終了し、Smart Repositoryの動作に必要なメモリ容量を確保してください。Fujitsu Enablerとすべてのリポジトリを停止した状態で、利用できる物理メモリ容量が、Smart Repositoryで必要とするメモリ容量より少ない場合、物理メモリ容量が不足しています。Smart Repositoryで必要とするメモリ容量については、“チューニングガイド”の“メモリ容量”を参照してください。
不要なプログラムを終了しても、メモリ容量が不足する場合は、メモリを増設してください。
- リポジトリが起動している場合、アクセスログを参照してタイムアウトが発生していないか確認してください。アクセスログに TIMEOUT が記録されていた場合タイムアウトが発生しています。アクセスログについては、“Smart Repository運用ガイド”の“ログ”を参照してください。
Interstage管理コンソールを利用して、対象のリポジトリの環境設定画面で、コネクションアイドル時間が極端に短くなっていないか確認してください。
タイムアウト発生の他の原因として、ネットワークの輻輳(通信量が増加し、正常に通信できない状態)、リポジトリが起動しているマシンの高負荷、アプリケーションが動作しているマシンの高負荷などが考えられます。
Smart Repositoryが過負荷状態の場合は、レプリケーションを使った負荷分散を実施してください。また、クライアント側の負荷が高い場合は、クライアントの実行環境を見直し、適切な状態で使用してください。
再度コマンドを実行してください。
リポジトリサーバとの間でSSLを使用している場合に、クライアント数が多く、Smart Repositoryへのアクセス頻度が高い場合は、上記対処でエラーが改善されない場合があります。エラーが改善されない場合は、SSLアクセラレータを用いるなどの方法でサーバの負荷を軽減させることを検討してください。
- コマンドで使用可能なファイルディスクリプタ(fd)が不足している可能性があります。ulimit(1)、またはsetrlimit(2)などを使用し、利用可能なファイルディスクリプタを増加させたうえ、再度コマンドを実行してください。
- omsservdプロセスが起動されているか、psコマンドを使用して確認してください。起動されていない場合は、enablerstartコマンドを使用して、起動してください。omsservdプロセスを起動後にリポジトリを再起動して、再度エントリ操作を実行してください。
上記で改善されない場合は、iscollectinfoコマンドを実行し、情報を採取した後、技術員に連絡してください。
All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005