Interstage Application Server メッセージ集
|
目次
|
27.3.8 1108
ERROR: 1108: Cannot connect to container. (<hostname>:<port>)
[意味]
サーブレット・コンテナへの接続に失敗しました。
[原因]
以下の原因が考えられます。
- サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルに指定したIPアドレス(<hostname>)とポート番号(<port>)が、サーブレット・コンテナ環境定義ファイルに指定したIPアドレスとポート番号に一致していません。
- サーブレット・コンテナが、サーブレット・コンテナの停止(jscontstop)コマンドにより停止したため、サーブレット・コンテナの接続に失敗しました。
■マルチコンテナで1つのWebアプリケーションを複数のサーブレット・コンテナで使用している場合
サーブレット・コンテナの停止(jscontstop)コマンドで任意のサーブレット・コンテナを停止した場合には本メッセージが出力されますが、Webブラウザからの要求は起動している別のサーブレット・コンテナで処理(再割り当て)されるため問題ありません。
なお、セション管理を使用したServletまたはJSPの場合には、Webブラウザからの要求はステータスコード500(Internal Server Error)エラーが返却され、本メッセージが出力されます。
- サーブレット・コンテナが異常終了したため、サーブレット・コンテナの接続に失敗しました。
サーブレット・コンテナの異常終了により当メッセージが出力された場合、INFO: 2210: Servlet container (<containername>) died. pid=<pid>が出力され、サーブレット・コンテナの実行ディレクトリ配下にコアイメージファイル(core)が出力されています。ただし、ディスク領域不足等コアイメージファイルの出力を阻害する要因がある場合にはコアイメージファイルが出力されていない場合があります。
- TCP/IPのリソースが不足しています。
- 上記のいずれにも当てはまらない場合、高負荷のため、サーブレット・コンテナへの接続に失敗したと考えられます。
[システムの処理]
コンテナへの接続を中断し、Webサーバへステータスコード500(Internal Server Error)で復帰します。
[ユーザの対処]
- それぞれの環境定義ファイルに指定したIPアドレスとポート番号を確認してください。IPアドレスとポート番号の指定が正しい場合、サーブレット・コンテナが起動されているか確認してください。起動されていない場合は、起動してください。
- サーブレット・コンテナの起動(jscontstartコマンド)で、停止したサーブレット・コンテナを起動してください。
- Webアプリケーションに不具合がある可能性があります。
サーブレット・コンテナの実行ディレクトリ配下にコアイメージファイル(core)が出力されている場合は、デバッガを使用してコアイメージファイルを調査してください。
特にJNI(Java Native Interface)を使用したアプリケーションに不具合がある可能性があります。
- TCP/IPパラメタをチューニングしてください。チューニング方法は、“チューニングガイド”の“TCP/IPパラメタのチューニング”を参照してください。
- 本エラーメッセージが慢性的に出力される場合には、マルチコンテナ機能を使用してサーブレット・コンテナへの負荷を軽減するか、またはシステム構成(ハード、ソフト)の見直しを実施し、負荷に対し十分なシステムを構築してください。
All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005