Interstage Application Server メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第23章 メッセージ番号がtdで始まるメッセージ> 23.1 td11000番台のメッセージ

23.1.5 td11005

TD: ERROR: td11005:TD unable to start Reason code(%x)

TD: エラー: td11005: TDの起動に失敗しました 理由コード(%x)

[可変情報]
 %x:理由コード

[意味]
 理由コードに示す原因により、コンポーネントトランザクションサービスの起動に失敗しました。

理由コード

理由コード

原因と対処

1

 処理中のワークユニットが存在するためコンポーネントトランザクションサービスの停止に失敗しました。

 ワークユニットを停止させた後に、コンポーネントトランザクションサービスを停止してください。

2

 指定されたワークユニットは処理中です。

 ワークユニットの処理が終わった後に、ワークユニットを停止してください。

または、強制停止モードでワークユニットを停止してください。

3

 指定されたワークユニット名に誤りがあります。または、停止しているか、存在していません。

 ワークユニット名を確認し、再度コマンドを入力してください。

4

 指定されたワークユニット名の定義に誤りがあります。

 ワークユニット定義を確認し、再度コマンドを入力してください。

5

 指定されたワークユニットはすでに起動されています。

 ワークユニット名を確認し、再度コマンドを入力してください。

6

 指定されたワークユニットは停止しているか、または存在していません。

 ワークユニット名を確認し、再度コマンドを入力してください。

7


 ラッパーワークユニットは活性変更できません。

 ワークユニット名がラッパーワークユニット名でないことを確認し、再度コマンドを入力してください。

8

 ワークユニットのアプリケーション種別は変更できません。

 ワークユニット定義のアプリケーション種別を確認し、再度コマンドを入力してください。

9

 指定されたワークユニットは事前起動中です。

 ワークユニット名を確認し、再度コマンドを入力してください。

a

 指定されたワークユニットまたはオブジェクトが属するワークユニットは起動処理中です。

 ワークユニット名またはオブジェクト名を確認し、再度コマンドを実行してください。

b

 指定されたワークユニットは停止処理中です。

 ワークユニット名を確認し、再度コマンドを実行してください。

c

 ワークユニットを起動したユーザではありません。

 ワークユニットを起動したユーザに切り替えて、再度コマンドを実行してください。

d

 指定されたオブジェクトにプロセスバインド機能が使用されています。

 プロセスバインド機能を使用している場合には、活性変更は行えません。活性変更を行う場合には、プロセスバインド機能を使用していないオブジェクトを指定して、再度コマンドを実行してください。

e

 指定されたワークユニットはプロセス多重度変更処理中です。

 プロセス多重度変更が終了してから、再度コマンドを実行してください。

f

 指定されたワークユニットはワークユニット定義変更処理中(活性変更処理中)です。

 ワークユニット定義変更(活性変更)が終了してから、再度コマンドを実行してください。

10

 指定されたワークユニットはワークユニット活性化処理中です。

 ワークユニット活性変更が終了してから、再度コマンドを入力してください。

11

 指定されたオブジェクトは存在しません。

 オブジェクト名を確認し、再度コマンドを入力してください。

12

 コンポーネントトランザクションサービスが事前起動中のため処理できません。

 コンポーネントトランザクションサービスを事前起動解除してから、再度コマンドを入力してください。

13

 コンポーネントトランザクションサービスが事前起動されていません。

 コンポーネントトランザクションサービスを事前起動してから、再度コマンドを入力してください。

14


 指定されたDPCF通信パスは存在しません。

 DPCF通信パス名を確認し、再度コマンドを入力してください。

15


コマンド実行ユーザのログインユーザ名が8バイトを超えています。コマンドの実行は、ログインユーザ名が8バイト以下のユーザで行ってください。

20

 システムで資源不足が発生しました。

 システム資源が不足していないか確認してください。本メッセージが頻繁に出力される場合は、“チューニングガイド”を参考に、Interstageを運用するために必要となるメモリ量を再見積もりし、メモリが十分に用意されているか確認してください。

 IPC資源が不足してないか確認してください。本メッセージが頻繁に出力される場合は、“チューニングガイド”の“5.1.2 コンポーネントトランザクションサービスのシステム環境の設定"を参考に、Interstageを運用するために必要となるIPC資源を再見積もりし、IPC資源が十分に用意されているか確認してください。

 Interstageの必要とするメモリ量に対して、メモリが十分に用意されている場合には、他のアプリケーションの使用メモリ量が不足していることが考えられます。同一マシン上で運用している他のアプリケーションについても再見積もりを実施し、メモリ量が適当か調査してください。
 再見積もりの結果、メモリ量が不足していることが確認された場合には、システム管理者に連絡してください。システム管理者は、メインメモリの増設またはスワップの拡張を行ってください。

21

 I/Oエラーが発生しました。

 同時に出力されている他のメッセージがあればその対処を行ってください。他に出力されているメッセージがない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

22

 システムエラーが発生しました。または、isdumpsmoコマンドから出力された場合には、SMO 環境が構築されていない可能性があります。


 pkginfoコマンドが存在しない可能性があります。

 pkginfoコマンドが存在するか確認してください。同時に出力されている他のメッセージがあればその対処を行ってください。他に出力されているメッセージがない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。


 rmpコマンドが存在しない可能性があります。

 rmpコマンドが存在するか確認してください。同時に出力されている他のメッセージがあればその対処を行ってください。他に出力されているメッセージがない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

30

 システム関数の実行に失敗しました。

 同時に出力されている他のメッセージがあればその対処を行ってください。他に出力されているメッセージがない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

31

 EXTPが正しくインストールされていません。

 EXTPが正しくインストールされているか確認してください。同時に出力されている他のメッセージがあればその対処を行ってください。他に出力されているメッセージがない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

32

 コンポーネントトランザクションサービスが正しくインストールされていません。

 コンポーネントトランザクションサービスが正しくインストールされているか確認してください。同時に出力されている他のメッセージがあればその対処を行ってください。他に出力されているメッセージがない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

3c


 以前に起動したコンポーネントトランザクションサービスの停止処理が遅れているため起動に失敗しました。しばらくしてから、再度起動してください。

40

 コマンド入力者のユーザIDが正しくシステムに登録されていません。

 コマンド入力者のユーザIDを正しくシステムに登録してください。

41

 - CORBAワークユニットの場合

指定されたインプリメンテーションリポジトリIDまたはインプリメンテーションリポジトリID内にあるインタフェース名が属するワークユニットが停止状態か、あるいは定義されていません。

- EJBまたはIJServerワークユニットの場合

指定されたアプリケーションが属するワークユニットが停止状態か、あるいは定義されていません。

- トランザクションアプリケーションおよびラッパーワークユニットの場合

指定されたオブジェクトが属するワークユニットが停止状態か、あるいは定義されていません。

 インプリメンテーションリポジトリID、EJBアプリケーション名、オブジェクト名を確認して、再度コマンドを入力してください。

42

 - CORBAワークユニットの場合

指定されたインプリメンテーションリポジトリIDまたはインプリメンテーションリポジトリID内にあるインタフェース名が、閉塞解除状態です。

- EJBまたはIJserverワークユニットの場合

指定されたアプリケーションが、閉塞解除状態です。

- トランザクションアプリケーションおよびラッパーワークユニットの場合

指定されたオブジェクトが、閉塞解除状態です。

 インプリメンテーションリポジトリID、アプリケーション名、オブジェクト名を確認して、再度コマンドを入力してください。

43

 - CORBAワークユニットの場合

指定されたインプリメンテーションリポジトリIDまたはインプリメンテーションリポジトリID内にあるインタフェース名が、閉塞状態です。

- EJBまたはIJserverワークユニットの場合

指定されたアプリケーションが、閉塞状態です。

- トランザクションアプリケーションおよびラッパーワークユニットの場合

指定されたオブジェクトが、閉塞状態です。

 インプリメンテーションリポジトリID、EJBアプリケーション名、オブジェクト名を確認して、再度コマンドを入力してください。

44

 指定されたワークユニットまたはオブジェクトの種別では、当機能は使用できません。

 ワークユニットまたはオブジェクト名を確認して、再度コマンドを入力してください。

45

 停止処理がタイムアウトにより復帰しました。停止処理は継続中です。
 または、指定されたワークユニットが強制停止されたため、処理を中断しました。

 ワークユニットの状態を確認し、必要ならば再度停止処理を行ってください。

46

 指定されたワークユニットは起動済状態以外です。または、指定されたワークユニットは復元処理中です。ワークユニットの状態を確認し、対処してください。

47

 指定されたワークユニットは縮退運用中です。ワークユニットの状態を確認し、対処してください。

48

 指定されたワークユニットは縮退運用していません。ワークユニットの状態を確認し、対処してください。

49

 指定されたアプリケーションはインスタンスを保持するアプリケーションです。

50

 コマンドの初期化処理で資源不足が発生しました。


 または、セキュリティ強化運用の場合は、アクセス権エラーの可能性があります。コマンド実行者権限を確認し、再度コマンドを実行してください。

51〜ff


 何らかの原因でコマンドの実行に失敗しました。根本原因は、イベントログを参照してください。

51


 シグナルを受信したか、IPC資源(メッセージキュー)が不足しているため、コマンドの実行に失敗しました。端末からCtrl-Cを入力するなどシグナルを発生させていない場合は、システムパラメタ(Solaris OEの場合:/etc/system、Red Hatの場合:/etc/sysctl.conf)の Solaris OEの場合:msgtql、Red Hatの場合:kernel.msgmnbが不足している可能性があります。チューニングガイドの 「コンポーネントトランザクションサービスのシステム環境の設定」を参考にして、システムパラメタ値を見直してください。

53〜ff


 何らかの原因でコマンドの実行に失敗しました。根本原因は、コンソールメッセージを参照してください。
 または、必須パッケージであるFJSVisasパッケージ(Interstage管理機能)がインストールされていない可能性があります。その場合は、システムログに“is20159”が出力されます。FJSVisasパッケージがインストールされていない場合には、FJSVisasパッケージをインストールし、再度処理を実施してください。

52


 環境変数LD_LIBRARY_PATHに"/opt/FSUNod/lib/nt"が指定されています。

 環境変数LD_LIBRARY_PATHから"/opt/FSUNod/lib/nt"を削除してから、再度コマンドを実行してください。


 環境変数LD_LIBRARY_PATHに"/opt/FJSVod/lib/nt"が指定されています。

 環境変数LD_LIBRARY_PATHから"/opt/FJSVod/lib/nt"を削除してから、再度コマンドを実行してください。

[システムの処理]
 コンポーネントトランザクションサービスの起動を失敗させます。

[ユーザの対処]
 すでにコンポーネントトランザクションサービスが起動済でないか、理由コードにより確認してください。コンポーネントトランザクションサービスが起動済でない場合、理由コードおよび同時に出力されている他のメッセージがあればその対処を行ってください。他に出力されているメッセージがない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。


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