Interstage Application Server メッセージ集
目次 前ページ次ページ

第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第18章 メッセージ番号がodで始まるメッセージ> 18.10 od10600番台のメッセージ

18.10.2 od10605

OD: ERROR: od10605:%s1: send_reply failed. (from = %s2, intf = %s3, op = %s4) errno = %s5.

OD: エラー: od10605:%s1: 応答の送信に失敗しました。(from = %s2, intf = %s3, op = %s4) errno = %s5

[可変情報]
 %s1:時刻
 %s2:IPアドレス
 %s3:インタフェース
 %s4:オペレーション名
 %s5:OSから通知されたエラー番号

[意味]
 応答の送信に失敗しました。
 CORBAサーバアプリケーションからCORBAクライアントアプリケーションにリクエストの応答を送信した時、クライアントとのコネクションが切断されたなどの理由により応答の送信に失敗した場合に通知されます。

- CORBAサーバアプリケーションの処理時間がサーバメソッド待機時間(configファイルのperiod_receive_timeout)より長くかかっている場合。
- CORBAサーバアプリケーションがリクエスト処理中にクライアントプロセスが終了した場合。
- CORBAサーバアプリケーションがリクエスト処理中にクライアントアプリケーションでnet_disconnect関数によって通信資源が解放された場合。

[システムの処理]
 サーバアプリケーションはリクエストを完了しましたが、クライアントアプリケーションには結果が通知されません。サーバアプリケーションがリクエストを正常に完了したかどうかは本メッセージからはわかりません。

[ユーザの対処]
 サーバ側の処理が長くかかりすぎているか、またはサーバ側の処理がハングアップしている場合は、サーバ側の処理を見直してください。クライアント側のサーバメソッド待機時間が短い場合は、サーバメソッド待機時間を適当な値に変更してください。
 本メッセージが通知された場合、クライアントアプリケーションには通信エラー(COMM_FAILURE)が通知されます。クライアントアプリケーションで、必要に応じてリクエストを再送してください。

 SSL使用時には、同時にod10603,od10604のメッセージが出力されますが、これらのメッセージは無効です。


目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005