Interstage Application Server メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第10章 メッセージ番号がIJServer1で始まるメッセージ> 10.6 IJServer12000番台のメッセージ

10.6.30 IJServer12030

(error) IJServer12030: The error occurred in SCS library. definitionName=<name> details=<details> pid=<pid> tid=<tid>

[可変情報]
 <name>=SSL定義名
 <details>=エラー詳細番号
 <pid>=WebサーバのプロセスID
 <tid>=WebサーバのスレッドID

[意味]
 SCSライブラリで異常が発生しました。

[原因]
 以下の原因が考えられます。

  1. <details>が5の場合、メモリが不足しています。
  2. <details>が6の場合、暗号化されたパスワードを復号化する権限がありません。
  3. <details>が7の場合、証明書・鍵管理環境が作成されていません。
  4. <details>が8の場合、証明書・鍵管理環境に異常があります。
  5. その他、システム異常の可能性があります。

[ユーザの対処]
 以下を確認してください。

  1. 不要なアプリケーションを終了するか、あるいはメモリを大きくしてください。
  2. 証明書・鍵管理環境の所有グループとWebサーバの実行グループを一致させてください。
    証明書・鍵管理環境の所有グループの変更は、証明書・鍵管理環境のCSR(証明書取得申請書)の作成コマンド(scsmakeenv)で行ってください。証明書・鍵管理環境の所有グループの指定方法は“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”−“環境の構築方法”を参照してください。Webサーバの実行グループを変更するには、Webサーバ環境定義ファイルで設定しなおしてください。Webサーバの実行グループの設定方法は“Webサーバ運用ガイド(Interstage HTTP Server編)”の“環境定義ファイル”−“通信プロセスに対する権限の設定”を参照してください。
  3. 証明書・鍵管理環境設定のCSR(証明書取得申請書)の作成コマンド(scsmakeenv)で、証明書・鍵管理環境を作成してください。
  4. 証明書・鍵管理環境設定のCSR(証明書取得申請書)の作成コマンド(scsmakeenv)で証明書・鍵管理環境を再作成してください。
  5. iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

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